アラスカ—北米最果ての地であり、手付かずの自然が広がる過酷な大地。その地を、俳優・仲野太賀が歩き続けた。なんと80キロ。 この壮絶な旅は、単なる挑戦ではない。極寒の地でキャンプをし、時には野生動物と遭遇しながら、彼が見た景色や味わった瞬間は、一言では語り尽くせないものばかり。 動画を再生した瞬間、そこにはただの俳優ではなく、ひとりの旅人として歩む仲野太賀がいた。
『地球イチ美味い酒』を飲みたい。
ただそれだけのために目的にのWonder Lake(ワンダーレイク:驚きの湖)を目指して歩き続けた旅の動画を見た感想です。
ネタバレあるので要注意です
この動画には、人間の本質的な「旅」への欲求をかき立てる要素が詰め込まれている。俳優の枠を超えた冒険と、未知の土地を歩き続けることで得た気づき。それらがぎゅっと詰まったこの映像、ぜひあなたも一気見して欲しいです。
第1話-旅のはじまり
「これ、本当にヤバい旅かも…」 仲野太賀がアラスカ80kmの旅をスタートする前、すでに心の中ではそう思っていたかもしれない。
「東京でのぬるま湯のような生活を抜け出し、自分を鍛え上げたい」と語った。
総重量14.11kgのリュックには、必要な装備と酒が詰め込まれた。テント泊すら初めての彼にとって、すべてが未体験の連続だろう。
「体力的にも精神的にも、早々に限界が来るかもしれない」と語ったが、それを超えていくことこそ、この旅の本当の目的があるかもしれない。
生ぬるい東京の生活を飛び出し、心身ともに鍛え上げるための挑戦。仲野太賀がアラスカで何を見て、何を感じたのかを一緒に感じたくなる動画。
クマが出るリアルな映像を見せられ、「ヤバイ」と感じた。
第2話-濁流を越え、人生最高のカレーを食う
準備編が終わり、本格的な旅が始まる。まず待ち受けていたのは連続での川渡り。 穏やかに見える水面。しかし、実際に足を踏み入れると違った。流れは速く、足元をすくう危険な場所もある。ほんの少しバランスを崩せば、一気に濁流に飲み込まれる危険性がある。
すれ違った旅人から「グリズリーがいたから、気をつけろ」との情報。この一言で、緊張感が高まる。慎重に進むと、地面に子ぐまの足跡。 これは危険なサインだ。近くに親グマがいる可能性が極めて高い。
このクマの存在で、緊張感がどんどんと高まる。
キャンプ地につき、食事をつくる時もクマへの警戒をつづける。テント泊のルールは厳格でm寝る場所、食事場所、食料保管場所は完全に分ける。人と食べ物との関連をクマに教えないためのルール。
食べたカレーが、最高においしそうでした。
第3話-ブルーベリーを摘み幽霊施設でジャム
旅の途中でふと立ち止まる瞬間がある。そこに広がる景色があまりにも美しく、今ここにいる意味を問いたくなるような時間。
仲野太賀がアラスカの広大な大地を歩く中で、その神秘的な出会いがあった。
カリブーとの遭遇。
目の前に佇むその姿は、まるで自然が生んだ幻想のようだった。
この旅では、多くの緊張の瞬間がある。クマへの警戒、濁流を超える挑戦。しかし、ふとした休憩で訪れるこうした出会いが、旅の意味を変えていくのかもしれないと感じた。
仲野太賀が突然ラッパーになった。
休憩中の何気ない会話の最中、彼の言葉がリズムを持ち始める。アラスカの大自然の中、即興で韻を踏みながらラップを繰り広げる俳優—その瞬間、旅の空気が一気に軽くなる。
雨が降る。幸せについて考える
空が暗くなり始め、ぽつぽつと雨が降り出す。
「幸せってなんだろう?」
そんな問いをしゃべり始めた。
日常では当たり前すぎて考えることのなかったテーマ。けれど、歩き続け、疲れが溜まり、自然と向き合うこの時間の中で、その問いが少しずつ形を持ち始めたのかなぁ。
第4話-無限に続く一本道…そして、熊
一本道が続く。 前へ進むしかない。仲野太賀がクマを発見した。一気に緊張感が高まるが風景が変わらない一本道が続く。長時間の緊張と炎天下が体力をじわじわと削っていく中、水不足になる。
途中、どんな仕事も、小さい役も、セリフがなくても、全部繋がっていると感じている。どんなことも、誰かが必ずみてくれている。それが少し分かってきたと語ったと話している姿が印象深かった。
第5話-大いなる湖でウィスキー
完全な原野をショートカットする。道がないし、クマも警戒しなければならない。本当に過酷そうだ。茂みをぬけたら、すぐにワンダーレイクがあった。3日間80キロを歩き続けて、ウイスキーを飲む。地球で一番美味いウイスキーだ。
人生って意外とこうなのかもしれない。はじめは大変そうにおもえても、歩き始めたら、危険もあるけど、いろんな人や物事と出会い、ステキな風景や出来事に出会える。そして目的地についたら、これまでのことが一瞬に思える。
そんな事を感じる動画でした。
最後に仲野太賀さんが、自分にとっての幸せの答えを語るが、それはゼヒ動画をみて、旅を感じながら聞いて欲しいです。
まとめ
番外編で太賀さんが、『ただ歩いただけなのに、なんか凄い事を成し遂げた感じがする。あきらめずによく頑張ったとほめてあげたい。』と語ってました。
太賀さんがいうように『ただ歩いただけの動画』かもしれないけど、めちゃくちゃ引き込まれたし、面白かった。これこそが、仲野太賀さんの魅力なのでしょうね。
あっ。そうそう
最後に、そんな仲野太賀さんの魅力たっぷりなトークが聞けるポッドキャストを紹介しておきますね。
SNSをかたくなにやらない謎多き男・仲野太賀さんがアマゾンオーディブルでしゃべります。日々の出来事をSNS代わりに発信する長めのつぶやき。
電車とかで聞くと、笑いすぎて、変な人に思われて危険ですので注意してくださいね。
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