菊池真結の現在までの歩み～競技と表現をつなぐ進化するアスリートの軌跡

千葉県鎌ケ谷市で育ち、インドアバレーボールからビーチバレーへと競技の幅を広げてきた菊池真結選手。中学時代の出会いから始まった衣笠乃愛選手との「のあまゆペア」は、高校・大学・社会人と長く続き、国内外の大会で数々の成果を残してきました。

2025年には個人活動へと移行し、新たなペアとの挑戦や競技外での発信にも力を注いでいます。競技者としての成長と、ファッションやメディアでの表現力が重なり合う菊池選手の現在地をたどります。

【この記事のポイント】

菊池真結選手の競技歴と「のあまゆペア」の形成過程
国内外の大会での成績と社会人選手としての活動
SNSや写真集、アパレルなど競技外での発信と表現
2025年からの個人活動と新たな挑戦への展望

▶▶　今すぐ見れる、菊池真結さんの写真集をアマゾンの電子書籍でチェックしてみる

菊池真結が育んだ現在までの競技歴とペアの絆
菊池真結が見せる現在までの競技外の表現と発信

菊池真結が育んだ現在までの競技歴とペアの絆

出身地と学生時代の競技環境

千葉県鎌ケ谷市で育った菊池真結選手は、幼少期からスポーツに親しむ環境の中で過ごしてきました。地域にはバレーボールに力を入れている学校が点在しており、自然と競技への関心が高まる土壌がありました。中学時代にはインドアバレーボールに取り組み、ポジションはセッターとしてプレーしていました。チームの司令塔としての役割を担いながら、技術面だけでなく、判断力や連携力も磨いていった時期です。

この頃はまだビーチバレーには触れておらず、体育館での競技を中心に活動していましたが、すでに県選抜に選ばれるほどの実力を持っていました。中学3年生の時には、全国都道府県対抗中学バレーボール大会に出場し、後にペアを組むことになる衣笠乃愛選手と初めて出会っています。この出会いが、のちの競技人生に大きな影響を与えることになります。

インドアバレーで培った基礎技術や試合経験は、後にビーチバレーへと転向した際にも大きな支えとなり、競技スタイルの土台を形成する重要な時期となりました。

高校での転機とビーチバレーへの移行

東京都葛飾区にある共栄学園高等学校に進学した菊池真結選手は、バレーボールの強豪校として知られる環境の中で、インドアバレーに打ち込む日々を送っていました。高校3年生の時、部活動の一環として海辺でのトレーニングを経験したことがきっかけとなり、ビーチバレーに触れる機会が生まれました。

このタイミングで、同じ高校に在籍していた衣笠乃愛選手とペアを組むことになり、競技スタイルが大きく変化します。衣笠選手は高校1年生の頃からビーチバレーに取り組んでいたため、経験の差はありましたが、菊池選手は持ち前の判断力と連携力を活かして急速に適応していきました。

2019年には「マドンナカップ」と「いきいき茨城国体」の高校女子ビーチバレー部門で優勝を果たし、ペアとしての実力が一気に注目されるようになります。この年から「のあまゆペア」としての活動が本格化し、競技だけでなく発信力のある存在としても認識されるようになりました。

高校時代のこの転機は、菊池選手にとって競技の幅を広げるだけでなく、長く続くペアとしての関係性を築く重要な節目となっています。

大学時代の国内外での活躍

千葉県浦安市にキャンパスを構える明海大学に進学した菊池真結選手は、日本語学科に在籍しながら競技活動を継続しました。大学では女子バレーボール部に所属し、衣笠乃愛選手とともに「のあまゆペア」としての活動をさらに深めていきます。

在学中は国内大会で安定した成績を残しており、2022年には「ジャパンカレッジ」で準優勝を果たしています。また、同年の「マイナビジャパンツアー」第5戦・都城大会では初参戦ながら5位に入賞し、大学生ペアとしての実力を示しました。

さらに、2022年にはブラジル・マセイオで開催された「世界大学選手権」に日本代表として出場しています。この大会は大学年代の世界大会であり、各国の強豪選手が集まる中での挑戦となりました。菊池選手は、国際舞台での経験を通じて、技術面だけでなく精神面でも成長を遂げています。

大学時代は、国内外の大会を通じて競技者としての幅を広げる重要な時期となり、卒業後のプロ活動へとつながる基盤が築かれました。

社会人としての競技継続と所属先

2024年4月、菊池真結選手はトーヨーメタル株式会社に入社し、社会人アスリートとして新たなステージに進みました。高校・大学時代をともに過ごした衣笠乃愛選手と同じ企業に所属し、「のあまゆペア」としての活動を継続しています。企業の支援を受けながら、国内外の大会に出場し、競技力の向上に努めています。

所属後はジャパンビーチバレーボールツアー2024で複数の大会に出場し、立川立飛大会で準優勝、横浜赤レンガ倉庫大会では4位に入賞しています。サテライト大会では横浜、高萩、岐阜、相馬の各地で上位成績を収め、岐阜大会と相馬大会では優勝を果たしています。これらの結果は、社会人としての安定した競技力と継続的な努力の証といえます。

また、国際大会にも積極的に挑戦しており、FIVB Beach Pro Tour 2024ではフィリピン・ヌバリ大会で5位、中国・啓東市および青島大会では17位という成績を残しています。海外の選手と対戦することで、技術面だけでなく戦術面でも多くの経験を積んでいます。

競技活動に加えて、SNSやメディアを通じた発信にも力を入れており、ファンとの交流や競技の普及にも貢献しています。企業に所属することで得られる安定した環境が、競技と発信の両立を可能にしています。

国内大会での安定した成績

菊池真結選手は2024年シーズンにおいて、ジャパンビーチバレーボールツアーとサテライト大会で安定した成績を残しています。ジャパンツアーでは、第4戦・立川立飛大会で準優勝、第10戦・横浜赤レンガ倉庫大会では4位に入賞しています。いずれも全国規模の大会であり、上位進出は競技力の高さを示す結果となっています。

サテライト大会では、横浜大会と高萩大会で3位に入り、岐阜大会と相馬大会では優勝を果たしています。特に岐阜と相馬での連続優勝は、ペアとしての完成度と安定感が際立つ内容でした。試合では粘り強いレシーブと的確な攻撃が光り、観客からも高い評価を受けています。

これらの成績は、単発の好結果ではなく、シーズンを通して安定した力を発揮している証です。大会ごとに異なる環境や対戦相手に対応しながら、結果を残し続けている点が注目されています。競技者としての信頼感が高まり、今後の大会でも上位進出が期待されています。

国際大会での挑戦と経験

菊池真結選手は2024年シーズンにおいて、FIVB Beach Pro TourのFuturesカテゴリーに複数回出場しています。フィリピン・ヌバリ大会では5位に入賞し、国際舞台での存在感を示しました。続く中国・啓東市大会および青島大会では17位という結果となりましたが、いずれも予選を突破し、本戦での対戦を経験しています。

これらの大会では、国内とは異なる気候や砂質、試合進行のテンポなどに対応する必要があり、技術だけでなく適応力も問われる場面が多くありました。海外選手との対戦では、スピードやパワーに加え、戦術の多様性に触れる機会が増え、菊池選手自身のプレースタイルにも変化が見られるようになっています。

また、ニュージーランド・マウントマウンガヌイで行われた大会にも出場しており、結果は予選敗退ながら、試合後には悔しさと次への意欲を語るコメントを残しています。こうした経験の積み重ねが、今後の競技力向上に直結する要素となっています。

国際大会への挑戦は、結果以上に得られる学びが多く、菊池選手にとって競技者としての幅を広げる貴重な機会となっています。

ペアとしての活動と競技外の取り組み

菊池真結選手と衣笠乃愛選手による「のあまゆペア」は、競技の枠を超えた活動でも注目を集めています。高校時代から続くペアとしての関係性は、競技面だけでなく、メディアやファッションの分野にも広がりを見せています。

ふたりはこれまでに複数の雑誌でグラビア撮影を行っており、2024年にはデジタル写真集も発売されています。鍛えられた身体と自然な笑顔が印象的な写真は、競技者としての力強さと人間的な魅力を同時に伝えるものとなっています。撮影の合間には試合の反省や日常の話題で盛り上がる様子も見られ、親密な関係性がそのまま表現に反映されています。

また、アパレルブランドとのコラボレーションにも取り組んでおり、スポーツウェアやライフスタイルアイテムの展開を通じて、競技の魅力を日常に届ける活動も行っています。ふたりの感性が反映されたデザインは、競技ファンだけでなく幅広い層に支持されています。

現在はそれぞれ異なる地域に拠点を置き、別々の選手とペアを組むことも増えていますが、「のあまゆ」としての活動は継続されており、親友としての関係性は変わっていません。競技外の仕事でもふたりならではの空気感が評価され、バラエティ番組やイベント出演への意欲も語られています。

こうした取り組みは、競技者としての枠を広げるだけでなく、ビーチバレーという競技自体への関心を高めるきっかけにもなっています。ファンとの距離が近く、発信力のあるふたりの存在は、競技の普及にも貢献しています。

▶▶　今すぐ見れる、菊池真結さんの写真集をアマゾンの電子書籍でチェックしてみる

菊池真結が見せる現在までの競技外の表現と発信

SNSでの発信とファンとの交流

菊池真結選手はInstagramを通じて、日々の活動を積極的に発信しています。アカウントでは、練習風景や大会での様子、ペアとの写真、遠征先でのオフショットなどが投稿されており、競技者としての姿だけでなく、自然体の表情も垣間見ることができます。

投稿には、試合直後の感想やペアとの振り返りが添えられていることも多く、ファンにとっては競技の裏側を知る貴重な機会となっています。特に大会後の報告では、勝敗にかかわらず前向きな言葉が並び、応援する側にも力を与える内容となっています。

コメント欄には、応援のメッセージや祝福の言葉が多数寄せられており、ファンとの距離の近さが感じられます。中には、写真の雰囲気や衣装に対する感想、次の大会への期待なども見られ、競技だけでなく人柄への関心も高まっています。

また、ペアでの投稿では、衣笠乃愛選手との関係性が伝わるやり取りが多く、ふたりの仲の良さや信頼感が画面越しにも伝わってきます。こうした発信は、競技の魅力を伝えるだけでなく、ビーチバレーという競技自体への関心を広げる役割も果たしています。

SNSを通じた発信は、菊池選手にとって競技活動の延長線上にあるものであり、ファンとの交流を通じて競技へのモチベーションを高める大切な手段となっています。

雑誌や写真集での活動

菊池真結選手は、競技者としての活動に加えて、雑誌や写真集の分野でも注目を集めています。衣笠乃愛選手とのペア「のあまゆ」としての撮影は、競技の枠を超えた表現の場となっており、ファン層の広がりにもつながっています。

2024年には、週刊プレイボーイのグラビア企画で「のあまゆ、もっと。」というタイトルのデジタル写真集が配信されました。この作品では、競技中とは異なる表情や雰囲気が切り取られており、ふたりの素顔に迫る構成となっています。撮影では、ビーチでの自然な笑顔や、ペアとしての信頼感が伝わるカットが多く収められており、競技者としての力強さと、日常の柔らかさが同居する内容となっています。

同年には「ふたりはのあまゆ」という別の写真集もリリースされ、こちらは週刊誌の未公開カットを中心に構成されています。中学時代からの絆や、共に過ごしてきた時間が感じられるショットが並び、親友としての関係性がそのまま表現されています。競技用ユニフォームとは異なる衣装やスタイリングも話題となり、スポーツファン以外からも関心が寄せられています。

これらの活動は、競技の魅力を伝えるだけでなく、ふたりの人間的な魅力を届ける手段として機能しており、メディアを通じた発信力の高さが評価されています。写真集の反響は大きく、SNSでも多くの感想が投稿されており、競技外の活動がファンとの接点を広げるきっかけとなっています。

アパレルブランドとのコラボ

菊池真結選手は、衣笠乃愛選手とのペア「のあまゆ」として、アパレルブランドPIKO KAILAとのコラボレーション企画に参加しています。この取り組みでは、スポーツとファッションの要素を融合させたアイテムが展開されており、競技者としての感性がデザインに反映されています。

コラボアイテムには、半袖Tシャツ、キャップ、トートバッグなどがあり、それぞれにふたりの名前にちなんだモチーフが取り入れられています。例えば、衣笠選手の「愛」からハート、菊池選手の「結」からリボンを象徴としたロゴが刺繍で施されており、ペアとしての絆を感じさせる仕上がりとなっています。前回のプリント仕様から一転し、今回は刺繍による立体感が特徴となっており、細部へのこだわりが見られます。

アイテムは受注生産で展開され、カラーやサイズも複数用意されています。スポーツシーンだけでなく、日常使いにも適したデザインとなっており、ファンからの反響も大きく、完売となるカラーも出ています。競技者としての視点を活かしながら、実用性と個性を両立させたアイテムは、スポーツファン以外にも広く支持されています。

このようなコラボレーションは、競技の枠を超えた表現の場として機能しており、菊池選手の活動の幅広さを物語っています。ファッションを通じて自身のスタイルを発信することで、競技への関心を高めるきっかけにもなっています。

所属事務所と芸能活動の両立

菊池真結選手は、NRC PRODUCTIONに所属し、競技活動と芸能活動を並行して行っています。NRC PRODUCTIONは、俳優やモデル、アスリートなど幅広いジャンルのタレントをマネジメントする芸能事務所であり、菊池選手はその中でもスポーツとメディアの両面で活躍する存在として注目されています。

所属後は、雑誌掲載やアパレルブランドとのコラボレーションなど、競技以外の分野でも活動の幅を広げています。2024年には「Safari」2月号に登場し、ビーチバレー選手としての一面と、ファッションモデルとしての表情を見せています。また、KANGOL REWARDとのコラボアパレルの発売にも関わっており、競技者としての感性を活かした商品展開が話題となりました。

さらに、週刊プレイボーイへの掲載など、グラビア分野でも活動しており、競技中とは異なる表現を通じて新たなファン層を獲得しています。これらの活動は、競技者としての魅力を伝えるだけでなく、スポーツの枠を超えた発信力の高さを示すものとなっています。

イベント出演やメディアでの露出も増えており、SNSを通じた情報発信と連動することで、競技と芸能の両面での活動が相乗効果を生んでいます。事務所のサポートを受けながら、菊池選手は自分らしいスタイルで活動を展開しており、今後のさらなる展開にも期待が寄せられています。

メディアでの取り上げと反響

菊池真結選手は、国内外の大会で活躍するたびにメディアで取り上げられ、その反響がSNSを中心に広がっています。2024年の横浜赤レンガ倉庫大会では3位入賞を果たし、試合後にペアとの抱擁シーンが話題となりました。この様子はInstagramに投稿され、ファンからは「もらい泣きした」「成長が見えて感動した」といった声が寄せられています。

投稿には、シーズンを振り返る言葉やペアへの感謝が綴られており、競技者としての誠実な姿勢が伝わる内容となっています。写真には試合中の真剣な表情だけでなく、仲間との笑顔も収められており、競技の厳しさと人間関係の温かさが同時に感じられます。

また、国際大会での活躍も報道されており、オーストラリアでの大会では4位に入賞したことがニュースとして取り上げられました。カラフルなユニフォーム姿や試合中の躍動感ある写真が拡散され、競技の魅力とともに菊池選手の存在感が広く認知されるきっかけとなっています。

SNSでは、ファンからのコメントが試合ごとに増えており、「今シーズン一番成長した選手」「空中姿勢が美しい」「腹筋がすごい」といった具体的な感想が並んでいます。競技力だけでなく、表現力や人柄への関心も高まっており、メディアでの取り上げが競技への関心を広げる重要な役割を果たしています。

ファンからの応援コメント

菊池真結選手のSNSには、試合結果の報告や日常の投稿に対して、ファンからの温かいコメントが数多く寄せられています。特に大会後の投稿では、祝福の言葉や労いのメッセージが目立ち、競技の成果だけでなく、その過程に対する共感が広がっています。

2024年の横浜赤レンガ倉庫大会で3位に入賞した際には、ペアとの抱擁シーンが投稿され、ファンからは「もらい泣きした」「今年一番成長した選手だと思う」といった声が届いています。現地観戦や配信を通じて応援していたファンからは、「春頃よりも上手くなっている」「家族みんなで応援していました」といった具体的な感想も寄せられており、競技の進化を見守る視点が感じられます。

また、海外大会での報告にも反応が集まっており、悔しさをにじませた投稿には「次こそは勝てると信じています」「背中が美しかった」といった励ましのコメントが並んでいます。競技結果に関係なく、挑戦する姿勢や努力に対して共感する声が多く、菊池選手の人柄や姿勢が支持されていることがうかがえます。

日常の投稿にも反響があり、練習風景やペアとのオフショットには「癒される」「仲の良さが伝わってくる」といったコメントが寄せられています。競技者としての真剣な姿と、日常の柔らかな表情が共存することで、ファンとの距離が自然に縮まっています。

こうした応援の声は、菊池選手にとって競技への励みとなるだけでなく、ビーチバレーという競技への関心を広げる力にもなっています。SNSを通じた発信が、競技と人とのつながりを育む場として機能しています。

今後の活動への期待と注目点

菊池真結選手は2025年シーズンに入り、競技面でも個人活動でも新たな展開を迎えています。これまで長くペアを組んできた衣笠乃愛選手が膝の負傷により戦線を離れたことを受け、2024年シーズンは酒井春海選手とペアを組み、ジャパンツアー横浜大会で初の表彰台に立ちました。この経験を経て、2025年からは「のあまゆ」ペアを解消し、個人としての活動に軸を移しています。

現在は「マユ」として新たなスタートを切り、国内大会では安定した成績を残しながら、国際大会にも積極的に挑戦しています。オーストラリアでの大会では藪見真歩選手とペアを組み、予選突破からグループ戦1位通過を果たし、ベスト4入りを達成しています。この結果は、個人としての競技力が確実に高まっていることを示すものです。

SNSでは、今後の大会への意欲や新たな挑戦への決意が綴られており、ファンからも「次のステージが楽しみ」「個人でも輝いてほしい」といった応援の声が寄せられています。競技だけでなく、アパレルやメディア出演などの活動も継続しており、発信力のあるアスリートとしての存在感がさらに強まっています。

これからの活動では、国内外の大会での結果に加え、新たなペアとの連携や個人としての表現力が注目されます。競技者としての成長と、発信者としての広がりが重なり合うことで、菊池選手の今後には多くの期待が寄せられています。