向井康二さんは、タイで生まれ奈良で育ち、幼少期から多文化に触れてきた経験を活かしながら、芸能界で独自の存在感を築いてきました。
ジャニーズ事務所への入所は、兄とのムエタイ写真がきっかけという偶然から始まり、関西ジャニーズJr.でのユニット活動を経て、Snow Manへの加入へとつながっていきます。
語学力や映像制作への関心も活動の幅を広げる要素となり、現在では俳優・バラエティ・ライブ・YouTubeなど多方面で活躍しています。
この記事では、向井康二さんのこれまでの歩みと現在の活動を時系列で紹介します。
【この記事のポイント】
- 幼少期からジャニーズ入所までの経緯
- 関西ジャニーズJr.時代のユニット遍歴と役割
- Snow Man加入後の活動と個人の展開
- 近年の舞台・ドラマ・映像制作への取り組み
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向井康二の現在までの歩みと芸能活動歴
タイでの幼少期とスカウトの経緯
向井康二は1994年6月21日にタイで生まれ、幼少期の一時期をタイで過ごした後、奈良県で育った。日本とタイの両方の文化に触れながら育ったことで、言語や価値観の面でも幅広い感覚を身につけていった。
小学生の頃、兄とともにムエタイを習っていた時期があり、通っていた道場には兄弟の写真が飾られていた。その写真が偶然、ジャニーズ事務所の創設者ジャニー喜多川の目に留まり、スカウトされるきっかけとなった。当時ジャニー氏は仕事でタイを訪れており、現地の道場に立ち寄った際に向井康二の存在を知ったとされている。
スカウトを受けた向井康二は、小学5年生のときにジャニーズ事務所へ入所し、芸能活動をスタートさせた。タイ語と日本語を使いこなす環境で育ったことは、後の語学力や表現力にもつながっており、バラエティ番組やインタビューなどでその柔軟な言語感覚が活かされている。
芸能界入りのきっかけが家族写真という偶然から始まったことは、向井康二の歩みの中でも特に印象的なエピソードのひとつである。
ムエタイ向井ブラザーズとしての初期活動

向井康二はジャニーズ事務所に入所した当初、実の兄・向井達郎とともに「ムエタイ向井ブラザーズ」というユニットを組んで活動していた。兄弟でムエタイを習っていた経験を活かしたユニット名で、関西ジャニーズJr.の中でも個性的な存在として注目を集めた。
このユニットは、関ジャニ∞のバックダンサーとしてテレビ番組にも出演しており、兄弟ならではの息の合ったパフォーマンスが話題となった。ステージではタイの儀式を取り入れた演出も披露され、幼少期の文化的背景が活動に反映されていた。
活動期間は約3年ほどで、兄の達郎がジャニーズ事務所を退所したことでユニットは自然解散となった。兄の退所後、康二はソロでの活動に移行し、「Little Gangs」「Shadow WEST」「Kin Kan」など複数のユニットに所属しながら、関西ジャニーズJr.の中心的存在として経験を積んでいった。
兄弟での活動を経て、康二は演技やバラエティにも出演の幅を広げ、後のSnow Man加入につながる基盤を築いていった。初期のユニット活動は、彼の芸能人生において大切な出発点となっている。
関西ジャニーズJr.時代のユニット遍歴
向井康二はジャニーズ事務所入所後、関西ジャニーズJr.として複数のユニットに所属しながら経験を積んできた。初期には「Little Gangs」に参加し、2008年から2009年にかけて活動していた。このユニットでは、若手メンバーの中でも安定したパフォーマンス力を見せ、ステージでの立ち位置も中心に近い役割を担っていた。
その後、2009年夏に結成された「Shadow WEST」では、金内柊真や北田和也らとともに活動を開始。関東の「B.I.Shadow」に対する関西版という位置づけで、雑誌やイベントにも登場する機会が増えた。ユニットは2012年夏に自然消滅したが、向井康二はその間も安定した出演を続け、関西ジャニーズJr.内での存在感を高めていった。
また、「Gang Star」というユニットにも参加しており、関西ジャニーズJr.の中でも多様な役割をこなすメンバーとして認識されていた。ステージではダンスだけでなく、トークや進行役としても活躍し、番組やイベントでの立ち位置は常に中心に近かった。
これらのユニット活動を通じて、向井康二は後輩の育成にも関わるようになり、関西ジャニーズJr.全体を支える存在として信頼を集めていた。ユニットの枠を超えて、関西の現場をまとめる役割を果たしていたことは、後のSnow Man加入にもつながる重要な経験となっている。
Kin Kan結成と「なにきん」時代の役割

向井康二は2012年に金内柊真とともに「Kin Kan(キンカン)」を結成し、関西ジャニーズJr.内で活動を開始した。ユニット名は「King of Kansai」の略で、関西を代表する若手としての意気込みが込められていた。同年8月には舞台『少年たち』で初めてユニットとしての姿を見せ、同年9月には平野紫耀が加入し、3人組としての活動が本格化した。
Kin Kanは、BSフジの番組『まいど!ジャーニィ〜』にレギュラー出演し、関西ジャニーズJr.の中でも特に注目を集める存在となった。舞台やコンサートにも積極的に出演し、2012年から2013年にかけては大阪松竹座やオリックス劇場での公演に多数参加している。ユニット内では、向井康二が最年長としてMC的な立ち位置を担い、笑いを交えたトークで場を盛り上げる役割を果たしていた。
この時期、Kin Kanは「なにわ皇子」とともに活動する機会が多く、両ユニットを合わせて「なにきん」と呼ぶファンも増えていった。「なにきん」は公式なユニット名ではなかったものの、関西ジャニーズJr.の黄金期を象徴する呼び名として親しまれていた。番組や舞台では6人が揃って出演することも多く、関西の若手を牽引する存在としてファン層の拡大に大きく貢献した。
その後、メンバーの進路が分かれ始め、金内柊真の退所や平野紫耀・永瀬廉の関東進出により、ユニットとしての活動は自然消滅となったが、当時の活躍は今も多くのファンの記憶に残っている。
大阪学院大学卒業と進路の葛藤
向井康二は大阪学院大学外国語学部英語学科に進学し、語学を中心に学びながら芸能活動を続けていた。大学では英語を主軸に、タイ語や日本語も含めた多言語の運用力を磨いており、授業と仕事の両立に取り組む日々が続いていた。
芸能活動は関西ジャニーズJr.としての出演が中心で、舞台やテレビ番組の収録が重なる時期もあり、学業とのバランスに悩む場面もあった。大学生活では、語学力を活かしたコミュニケーション能力や異文化理解を深める機会が多く、後の国際的な活動にもつながる基盤となっている。
2017年に大学を無事卒業した後も、進路については迷いがあった。関西での活動が続く中、東京での仕事が増え始め、将来の方向性を模索する時期が重なった。そんな中、2019年にSnow Manへの加入が発表され、活動の拠点が東京へと移ることになった。
この加入は、向井康二にとって大きな転機となり、関西ジャニーズJr.としての長年の経験を活かしながら、新たなステージでの挑戦が始まった。語学力やトーク力を活かしたバラエティ出演も増え、大学時代に培った力が着実に芸能活動に反映されている。
Snow Man加入とCDデビューまでの流れ

向井康二は2019年1月、関西ジャニーズJr.からSnow Manに加入した。すでに関東を拠点に活動していたSnow Manにとって、関西出身のメンバーが加わるのは異例のことであり、ファンの間でも大きな話題となった。加入当初は、既存メンバーとの関係性やグループの空気感に馴染むまで時間が必要だったが、持ち前の明るさと柔軟な対応力で徐々に存在感を高めていった。
Snow Manは、長年の下積みを経て2020年1月にCDデビューを果たした。デビュー曲「D.D.」は、ダンスパフォーマンスを前面に押し出した楽曲で、グループの個性を強く印象づける作品となった。デビュー当日はNTTドコモのイベントにも出演し、メディア露出が一気に増加した。
向井康二はグループ内でムードメーカー的な役割を担っており、バラエティ番組では笑いを誘うコメントやリアクションで場を和ませる存在として定着している。ライブではダンスと歌に加え、MCパートでも積極的に発言し、観客との距離を縮める役割を果たしている。
加入前には、なにわ男子への選出が見送られるなど進路に悩む時期もあったが、Snow Manへの加入によって活動の幅が広がり、俳優業や趣味のカメラ・ゴルフなども仕事につながるようになった。グループの一員としてだけでなく、個人としての活動も充実しており、現在は多方面での活躍が続いている。
バラエティ番組での役割と定着
向井康二はSnow Manのメンバーとして、バラエティ番組でも安定した存在感を発揮している。『それSnow Manにやらせて下さい』では、メンバー同士の掛け合いの中で笑いを生み出す役割を担い、進行の流れを自然に整える場面も多い。トークのテンポや間の取り方に長けており、番組全体の空気を柔らかくする立ち位置が定着している。
『アイ・アム・冒険少年』では、体を張った企画にも積極的に挑戦しており、リアクションの豊かさが視聴者の印象に残る場面が多い。無人島脱出企画などでは、仲間との協力やユーモアを交えたコメントが番組の見どころとなっている。過酷な状況でも笑顔を絶やさず、周囲を励ます姿勢が番組内での信頼につながっている。
2025年秋には『オールスター感謝祭』にも出演し、ドラマ『フェイクマミー』の共演者とともに企画に参加した。その際、女性共演者への配慮ある振る舞いが視聴者の間で話題となり、細やかな気遣いができる人物としての評価も高まっている。バラエティ番組で見せる明るさと、現場での礼儀正しさが両立している点は、長く愛される理由のひとつとなっている。
また、裏番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』にもレギュラー出演しており、企画の中ではユニークな発想や表情で笑いを誘う場面が多い。番組ごとに異なる役割をこなしながら、どの場面でも自然体でいることが、視聴者との距離を縮める要素となっている。
向井康二のバラエティ出演は、単なる賑やかしではなく、場の空気を読みながら的確に動く力が備わっている。Snow Manとしての活動と並行して、個人としての出演も増えており、今後も多様な番組での活躍が期待されている。
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向井康二の現在までの歩みと近年の展開
朗読劇『ハロルドとモード』への出演

向井康二は2023年に朗読劇『ハロルドとモード』に出演し、舞台ならではの繊細な表現に挑戦した。演じたのは、死に執着する19歳の青年ハロルドという役で、79歳の女性モードとの出会いを通じて“生きること”の意味を見つけていく物語の中心人物である。
この作品は、1971年に公開されたアメリカ映画を原作とし、黒柳徹子がモード役を務める舞台として毎年上演されている。向井康二は、これまで生田斗真、藤井流星、佐藤勝利らが演じてきたハロルド役を引き継ぎ、朗読劇という形式の中で、声と間合いだけで感情を伝える難しさに向き合った。
稽古では、共演者とのやりとりを通じて演技の奥深さを実感し、舞台ならではの緊張感と温かさのある空間で、日々成長を重ねていった。戸田恵子や桜井日奈子ら実力派俳優との共演も刺激となり、舞台上ではハロルドの心の変化を丁寧に表現する姿が印象的だった。
公演は東京・EXシアター六本木と大阪・森ノ宮ピロティホールで行われ、観客の前で直接演じるという舞台の醍醐味を味わう機会となった。向井康二は、朗読劇という制約の中でも、声の抑揚や表情の変化を巧みに使いながら、ハロルドという人物の内面を豊かに描き出していた。
この出演を通じて、映像作品とは異なる舞台の魅力に触れ、俳優としての新たな可能性を広げる経験となった。朗読劇という形式の中で、観客の想像力に語りかける演技は、向井康二の表現力の幅を広げる重要な一歩となっている。
YouTubeチャンネル開設と活動内容
Snow Manは公式YouTubeチャンネルを通じて、メンバーそれぞれの個性を活かした企画を定期的に配信している。向井康二もその中で多くの企画に出演しており、グループの雰囲気を伝える役割を担っている。動画では、メンバー同士のやりとりやゲーム企画、ロケ企画などが展開され、ファンとの距離を縮める場として機能している。
向井康二はカメラや映像編集に強い関心を持っており、動画内でも撮影機材や構図にこだわる姿が見られる。自身が撮影を担当する場面もあり、構成や演出に関わることで、映像制作への理解を深めている。特に「聖地巡礼」企画では、撮影場所の選定や構成に工夫が凝らされており、映像を通じて土地の空気感やメンバーの素顔が伝わる内容となっている。
また、旅企画やドキュメンタリー風の構成では、向井康二の語りや表情が映像の雰囲気を柔らかくし、視聴者に安心感を与える要素となっている。編集された映像の中でも、自然体でいることを大切にしており、過度な演出を避けながらも、見応えのあるコンテンツづくりに貢献している。
YouTubeという媒体を通じて、テレビとは異なる距離感でファンとつながることができる点も、向井康二の活動にとって重要な意味を持っている。映像制作への関心と実践が、今後の個人活動にもつながる可能性を感じさせる取り組みとなっている。
Instagram開設と投稿の傾向

向井康二は2025年10月時点で個人のInstagramアカウントを開設していないが、Snow Manのグループ公式アカウントには頻繁に登場している。投稿では、撮影現場の裏側やオフショットが中心となっており、メンバー同士の自然な表情ややりとりが記録されている。
特に、雑誌撮影やテレビ収録の合間に撮られた写真では、向井康二の柔らかな笑顔やリラックスした姿が印象的で、ファンにとっては日常の延長線上にあるような親しみやすさを感じられる内容となっている。衣装やセットの雰囲気も伝わるため、出演作品の世界観を補完する役割も果たしている。
また、メンバーがそれぞれの趣味や特技を紹介する投稿では、向井康二のカメラ好きやゴルフへの関心が垣間見える場面もあり、個性を伝える手段としても活用されている。コメント欄ではファンからの反応も多く、投稿を通じて双方向のコミュニケーションが生まれている。
グループ公式アカウントは、Snow Manの活動を記録する場であると同時に、メンバーの素顔を届ける窓口として機能している。向井康二の登場頻度も高く、投稿の中で見せる表情や言葉が、ファンとの距離を自然に縮める役割を果たしている。
Snow Manとしてのライブ出演状況
Snow Manは2025年11月から2026年1月にかけて、全国5都市を巡るドームツアー「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」を開催している。札幌、福岡、東京、名古屋、大阪の各地で全17公演が予定されており、グループとしてのライブ活動はますます本格化している。
ライブでは、ダンスと歌唱の両面で高い完成度を保ちつつ、メンバーそれぞれの個性が際立つ構成が組まれている。向井康二は、パフォーマンスの中でも表情や動きに柔らかさがあり、観客の視線を自然に引きつける存在となっている。ステージ上では、曲ごとの雰囲気に合わせて表現を切り替える柔軟さがあり、グループ全体の流れを支える役割を果たしている。
MCパートでは、向井康二が進行役として話題をつなぎ、メンバーの発言を引き出す場面も多い。笑いを交えながらも、観客との距離感を意識した言葉選びが印象的で、ライブの空気を和やかに保つ役割を担っている。特に地方公演では、地元ネタや方言を交えたトークが盛り上がり、会場の一体感を高める要素となっている。
ライブ構成には、映像演出や舞台装置も取り入れられており、Snow Manの世界観を立体的に表現する工夫が随所に見られる。向井康二は、映像との連動やカメラワークにも意識を向けながら動いており、ステージ全体の完成度を高める一員として機能している。
全国ツアーの中で、各地のファンとの交流が生まれ、Snow Manとしての活動がより広く浸透している。向井康二はその中でも、安定したパフォーマンスと柔らかなトークで、ライブの空気を支える存在として定着している。
STARTO ENTERTAINMENTへの移籍

Snow Manは旧ジャニーズ事務所からSTARTO ENTERTAINMENTへ移籍した後も、グループとしての活動を継続している。新体制下では、従来の所属契約からエージェント契約へと移行し、メンバーそれぞれが個人の意思を尊重した活動を展開できる環境が整えられている。
この移籍により、Snow Manは音楽活動だけでなく、映画、ドラマ、CM、イベントなど多方面での出演が続いている。2025年秋には5枚目のアルバム「音故知新」のリリースが決定し、全国5都市を巡るドームツアーも開催されるなど、グループとしての勢いは衰えていない。
向井康二もこの体制の中で、個人としての活動の幅を広げている。CM出演ではカメラマンとしての経験を活かしたキャンペーンに参加し、俳優としても複数の映像作品に出演している。グループ活動と並行して、個人の特技や関心を反映した仕事が増えている点は、エージェント契約の柔軟性によるものといえる。
STARTO ENTERTAINMENTは、旧ジャニーズ事務所の再編に伴って設立された新会社であり、所属タレントの活動支援を行うと同時に、個人の選択を尊重する方針を掲げている。Snow Manはその中核を担うグループとして、国内外のメディアでの露出も増加しており、今後の展開にも注目が集まっている。
この移籍は、グループの継続と個人の可能性を両立させる新たなステージへの一歩となっており、向井康二を含むメンバーそれぞれが自分らしい表現を追求できる環境が整いつつある。
語学力と大学時代のエピソード
向井康二はタイで生まれ、日本で育った背景から、幼少期からタイ語と日本語の両方に親しんできた。さらに、大学では英語を専門的に学び、語学力を磨く環境に身を置いていた。大阪学院大学外国語学部英語学科に在籍していた時期には、授業や課題を通じて英語の運用力を高めるとともに、異文化理解にも積極的に取り組んでいた。
大学生活では、芸能活動との両立が求められる中で、語学の学びを継続する姿勢が印象的だった。タイ語・英語・日本語の三言語を使い分ける力は、バラエティ番組や海外ロケ、外国人ゲストとの交流の場面で活かされている。実際に、番組内でタイ語を披露する場面や、英語でのコミュニケーションを自然にこなす姿が放送されることもあり、視聴者からもその語学力に対する関心が高まっている。
また、大学時代にはカメラや映像制作にも関心を持ち、語学以外の分野にも積極的に取り組んでいた。語学力と表現力の両方を活かす場面が増えたことで、芸能活動の幅も広がり、Snow Manとしての活動においても、海外メディアとの接点や国際的な企画に対応できる強みとなっている。
語学を学ぶことが単なるスキル習得にとどまらず、人との関係性や文化理解を深める手段として活かされている点は、向井康二の大学時代の経験が現在の活動にしっかりと根付いていることを示している。
ドラマ『フェイクマミー』での役柄と発言

向井康二は2025年10月期のTBS金曜ドラマ『フェイクマミー』に出演し、ベンチャー企業「RAINBOWLAB」の副社長・黒木竜馬役を演じている。物語は、母親のなりすましという禁断の契約を軸に展開するオリジナルストーリーで、向井康二が演じる黒木は、社長・日高茉海恵(川栄李奈)とともに会社を立ち上げた右腕的存在として描かれている。
黒木竜馬は、茉海恵の地元の後輩であり、会社の急成長を陰で支える頭脳派。冷静で理知的な一面を持ちながらも、茉海恵やその娘・いろはに対しては温かく寄り添う優しさを持ち合わせている。仕事の場ではスーツ姿でキリッとした印象を与えつつ、家庭的な場面では親しみやすい笑顔を見せるなど、幅広い表情を見せる役柄となっている。
制作発表会では、向井康二がこの役に対する意気込みを語り、共演者との関係性にも触れていた。特に、波瑠や川栄李奈との掛け合いを通じて、物語の緊張感と温かさのバランスをどう表現するかに注力している様子が伝えられている。現場では、スタッフやキャストとのコミュニケーションを大切にしながら、役柄の背景や感情の動きを丁寧に作り込んでいる。
ドラマの中では、黒木が“フェイクマミー契約”にどう関わっていくのかが物語の鍵となっており、向井康二の演技がその展開に深みを与えている。副社長としての冷静さと、人間味あふれる優しさが交錯する役柄は、これまでの出演作とは異なる新たな一面を引き出す機会となっている。
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向井康二の現在までの歩みを通して見える軌跡
- タイ生まれ奈良育ちで幼少期から多文化に触れてきた
- ムエタイ道場の写真がきっかけで芸能界入りした
- 実兄と組んだムエタイ向井ブラザーズで初期活動を開始した
- Little GangsやShadow WESTなど複数ユニットに所属した
- Kin Kan結成後はなにきんとして関西Jr.の中心を担った
- 大阪学院大学で語学を学びトリリンガルとして成長した
- Snow Man加入により活動拠点が関西から東京へ移った
- CDデビュー後はグループの一員として全国的に認知された
- バラエティ番組ではトーク力とリアクションが定着している
- 朗読劇『ハロルドとモード』で舞台表現にも挑戦した
- YouTubeでは映像制作への関心を活かした企画に参加している
- Instagram公式アカウントでは自然体の姿が頻繁に登場している
- ドームツアーではMCやパフォーマンスで安定感を示している
- STARTO ENTERTAINMENT移籍後も個人活動の幅が広がっている
- ドラマ『フェイクマミー』では副社長役で新たな一面を見せている
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