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吉岡里帆の現在~NHK「豊臣兄弟」出演までの歩みを最新情報にアップデート

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女優・吉岡里帆は、映像作品を中心に舞台、朗読、CM、バラエティなど多方面で活躍を続けています。京都で育った幼少期から演劇への関心を深め、大学時代に舞台での初主演を経験したことが転機となり、俳優としての道を歩み始めました。

NHK朝ドラ「あさが来た」で注目を集めた後は、連続ドラマや映画で主演を務め、役柄の幅を広げながら確かな演技力を築いてきました。近年では、サスペンスや時代劇、業界ドラマなどジャンルを超えた作品に出演し、声の表現力を活かしたナレーションやCMでも存在感を示しています。

2025年にはNetflixやNHK大河ドラマなど話題作への出演が続き、演技の奥行きと柔軟な対応力がさらに際立っています。彼女の現在の活動を知ることで、作品に込められた思いや役柄の背景がより深く見えてきます。紹介する出演作と役柄を通じて、吉岡里帆の今を感じてみてください。

【この記事のポイント】

  • 吉岡里帆が演技に目覚めたきっかけと初期の活動
  • 映像作品での代表的な役柄と演技の特徴
  • 映像以外の分野での現在の活動と表現力
  • 2025年の出演作と役柄の詳細


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吉岡里帆 現在までの歩みと転機

京都で育った幼少期と演劇への関心

吉岡里帆は京都市右京区で生まれ育ちました。家族は芸術への理解が深く、父親はカメラマンとして活動しており、家庭内には写真や映像といった表現に触れる機会が多くありました。祖母も能や歌舞伎、日本舞踊に関心を持っていたため、幼い頃から伝統芸能に親しむ環境が整っていました。

通っていた京都市立広沢小学校では、文学や絵本、映画などに興味を持ち、感受性を育んでいきました。小学生の頃に観た学校の演劇が心に残り、演じることへの関心が芽生えたとされています。中学では吹奏楽部に所属し、高校では勉強とアルバイトに励む日々を送りましたが、演劇への思いは途切れることなく続いていました。

大学は京都橘大学の書道コースに進学し、当初は書道家を目指していました。しかし、大学1年の時に友人の誘いで学生演劇の舞台に立ったことが転機となります。初舞台では唐十郎の「吸血姫」で主役を務め、演じることの奥深さに強く惹かれました。そこから演劇への情熱が高まり、京都と東京を夜行バスで往復しながら俳優養成所に通う生活が始まります。大学生活と演劇活動を両立させながら、オーディションにも挑戦し続ける日々が続きました。

このように、吉岡里帆の幼少期から大学時代にかけての歩みには、芸術に囲まれた環境と、演劇への自然な関心が一貫して流れています。現在の活動の基盤となる感性と表現力は、この時期に育まれたものです。

映像作品への出演が増えた初期キャリア

吉岡里帆は大学在学中から演技活動を本格的に始め、小劇場の舞台や学生制作の短編映画に積極的に参加していました。初めて舞台に立ったのは18歳の頃で、唐十郎の作品で主役を務めたことがきっかけとなり、演劇の世界に深く惹かれていきました。京都の大学に通いながら、東京の養成所にも足を運び、夜行バスで往復する生活を続けながら演技の基礎を磨いていきました。

映像作品への出演は、地元のテレビ局が制作したインディーズドラマから始まりました。初めてのテレビドラマ出演は、KBS京都の「ショート・ショウ」シリーズで、学生主体の制作現場で経験を積みました。その後、映画『天地明察』にエキストラとして参加したことが転機となり、東京での活動を本格化させる決意を固めます。

2015年にはNHKドラマ「美女と男子」にレギュラー出演し、演技力が注目されるようになります。同年後期には連続テレビ小説「あさが来た」に出演し、田村宜役で視聴者の印象に残る存在となりました。この役柄は、物語の中盤から登場する重要な人物であり、コミカルさと誠実さを併せ持つ演技が評価されました。

その後も民放ドラマへの出演が続き、「ゆとりですがなにか」「死幣-DEATH CASH-」「カルテット」など話題作に連続して登場します。2016年にはCM業界でも注目され、結婚情報誌『ゼクシィ』のCMガールに抜擢されたことを皮切りに、複数の企業広告に起用されるようになります。明るく清潔感のあるイメージが、さまざまなブランドの顔として定着していきました。

この時期の活動は、舞台で培った表現力を映像に応用しながら、テレビドラマやCMを通じて広く認知されるようになった重要なステップです。地道な努力と柔軟な対応力が、初期キャリアの成長を支えていました。

NHK朝ドラ「あさが来た」で注目を集める

吉岡里帆が広く知られるきっかけとなったのが、2015年放送のNHK連続テレビ小説「あさが来た」への出演です。物語の後半に登場する田村宜役として、主人公・あさの娘・千代の女学校時代の同級生を演じました。田村宜は、千代と寄宿舎で生活を共にする学友であり、やがてあさに見込まれて弟子、そして後継者となる重要な人物です。

この役柄は、物語の終盤に向けて大きな意味を持つ存在で、教育や女性の自立といったテーマに深く関わる立ち位置でした。田村宜のモデルとなった井上秀は、実在の教育者であり、日本女子大学の第4代校長を務めた人物です。ドラマでは、眼鏡をかけた真面目な少女として描かれ、読書好きで勝気な性格ながら、内に強い意志を秘めたキャラクターとして登場しました。

吉岡里帆はこの役を通じて、地味ながら芯のある人物像を丁寧に演じ、視聴者の印象に残る存在となりました。放送当時は芸能活動を始めて間もない時期でしたが、演技の安定感と感情表現の細やかさが評価され、以降のドラマや映画への出演につながる転機となりました。

田村宜役は、吉岡里帆にとって初めての全国放送の連続ドラマ出演であり、朝ドラという多くの視聴者が注目する枠での登場は、女優としての認知度を一気に高めるきっかけとなりました。物語の中での役割だけでなく、演技を通じて伝わる誠実さや知性が、彼女の存在感を際立たせる要因となっています。

連続ドラマ主演で広がった表現の幅

吉岡里帆が演技の幅を広げた時期として、2017年の連続ドラマ出演が挙げられます。まず注目されたのが、TBS系ドラマ「カルテット」での来杉有朱役です。この作品は、弦楽器を愛する4人の男女がカルテットを結成し、共同生活を送る中で起こる人間模様を描いたラブサスペンスです。吉岡里帆は、彼らが働くレストランのアルバイト店員として登場し、元地下アイドルという過去を持つキャラクターを演じました。人の心を巧みに操るような言動で周囲を翻弄する役柄は、従来のイメージとは異なる挑戦的なもので、視聴者に強い印象を残しました。

同年夏には「ごめん、愛してる」に出演し、ヒロイン・三田凜華役を務めました。この作品は、韓国ドラマのリメイクであり、愛と家族の複雑な関係を描いた切ない物語です。吉岡里帆が演じた凜華は、主人公に惹かれながらも葛藤を抱える女性で、感情の揺れや苦しみを繊細に表現する演技が求められました。この作品を通じて、感情の深さを描く力が評価され、女優としての存在感がさらに高まりました。

2018年には、フジテレビ系ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」で初の連続ドラマ主演を果たします。吉岡里帆が演じた義経えみるは、生活保護を担当する新人ケースワーカーで、現場の厳しさや人間関係に直面しながら成長していく人物です。この作品では、社会的なテーマに真正面から向き合い、制度の中で生きる人々の声に寄り添う姿勢が描かれました。えみるの戸惑いや葛藤、そして少しずつ変化していく心情を丁寧に演じることで、視聴者の共感を呼びました。

これらの作品を通じて、吉岡里帆はコミカルな役からシリアスな役まで幅広く演じ分ける力を示し、演技の奥行きを深めていきました。脇役としての存在感から主演としての責任まで、段階的にキャリアを積み重ねてきたことが、現在の活動にもつながっています。

映画出演による役柄の深化

吉岡里帆が映画で演じた役柄の中でも、特に印象的なのが「見えない目撃者」での主人公・浜中なつめです。この作品は、視覚障害を持つ元警察官が偶然殺人事件の音を聞いたことから、事件の真相に迫っていくサスペンス映画です。吉岡里帆は、視力を失った女性が持つ不安や恐怖、そして正義感を繊細に表現し、観る者に緊張感と共感を与える演技を見せました。視覚に頼らず、音や空気の変化を感じ取る演技は、身体表現の精度が求められる難しい役どころでした。

この作品では、盲導犬との信頼関係や、事件に巻き込まれながらも真実を追い求める姿勢が描かれ、吉岡里帆の演技は物語の緊張感を支える重要な要素となっています。アクションシーンや心理描写の多い展開の中で、彼女の演技はリアリティと説得力を持ち、サスペンス映画としての完成度を高める一因となりました。

一方、「ハケンアニメ!」では、アニメ業界に飛び込んだ新人女性監督・斎藤瞳を演じています。この作品は、アニメ制作の舞台裏を描いた群像劇で、瞳は初監督作品「サウンドバック 奏の石」で覇権を目指すという設定です。吉岡里帆は、理想と現実の狭間で葛藤しながらも、自分の信念を貫こうとする瞳の姿を、情熱的かつ丁寧に演じています。

撮影現場では、アニメ制作の工程やスタッフとの関係性をリアルに描くため、実際のアニメスタジオの取材や、監督経験者からの指導を受けながら役作りを進めたとされています。瞳が抱える不安や焦り、そして作品に込めた思いが、画面越しに伝わるような演技となっており、業界関係者からも高い評価を受けました。

この2作品を通じて、吉岡里帆はジャンルの異なる映画で、人物の内面に深く踏み込む演技を披露しています。サスペンスと業界ドラマという異なる世界観の中で、それぞれの役柄に真摯に向き合い、物語の核となる存在感を示しています。

CM・ナレーションなど多方面での活動

吉岡里帆は、テレビCMや企業広告、ナレーションといった映像以外の分野でも継続的に活動しています。2025年にはDIC株式会社のブランドCM「DIC岡里帆」シリーズ第6弾に出演し、AI役として登場しました。これまでのシリーズでは、化学に情熱を注ぐキャラクターを演じてきましたが、今回は「AI DIC岡里帆」として進化した姿を見せています。未来の技術や素材に関するテーマを、親しみやすく語る演技が印象的です。

このCMでは、AI生成用のボイス収録にも初挑戦しており、感情を抑えた淡々とした語り口で、技術的な言葉を読み上げるという特殊な収録に臨んでいます。従来のナレーションとは異なる形式での収録は、声の表現力を求められる新しい挑戦となりました。吉岡里帆はこれまでにも、企業広告や公共キャンペーンのナレーションを担当しており、安定した語り口と聞き取りやすい声質が評価されています。

また、CM出演においては、表情の豊かさや動きの細やかさが映像に深みを与えており、商品のイメージを伝える役割を果たしています。企業のブランドイメージを担う存在として、継続的に起用されていることからも、信頼性の高さがうかがえます。

映像作品とは異なる文脈での表現においても、吉岡里帆は一貫して丁寧な姿勢を貫いており、視聴者との距離感を大切にした演技が特徴です。CMやナレーションといった分野での活動は、彼女の表現力の幅広さを示すものとなっています。

現在の活動に至るまでの変遷

吉岡里帆は、映像作品を中心に活動を続けながら、舞台や朗読劇、配信ドラマなどにも出演の幅を広げています。2025年には、能登演劇堂で開催された舞台劇「まつとおね」に出演し、蓮佛美沙子と共演しました。この作品は、令和6年能登半島地震の復興祈念公演として上演され、地域と文化をつなぐ意義ある舞台となりました。吉岡里帆は、物語の中心となる「まつ」役を演じ、静かな情熱と深い感情を込めた演技で観客の心をつかみました。

また、同年には朗読劇「ROOM2025」にも出演しています。この作品は、俳優・声優・アイドルなど多彩なキャストが集まり、ライブ配信とアーカイブ配信の形で展開されました。吉岡里帆は、声だけで物語を伝える朗読劇という形式に挑戦し、言葉の響きや間の取り方に工夫を凝らした演技を披露しています。映像とは異なる表現手法に取り組むことで、演技の幅をさらに広げています。

配信作品への出演も増えており、Netflixのオリジナルドラマ「イクサガミ」では、アクション要素を含む役柄に挑戦しています。これまでの柔らかな印象とは異なる、力強さや緊張感を求められる作品であり、新たな一面を見せる機会となっています。

さらに、映画「九龍ジェネリックロマンス」の公開に合わせて、ジャパンプレミアや初日舞台挨拶などのイベントにも登壇しています。観客との交流を通じて作品の世界観を伝える場面でも、丁寧な言葉遣いや誠実な姿勢が印象に残ります。

このように、吉岡里帆は映像作品だけでなく、舞台・朗読・配信・イベントといった多様な表現領域に積極的に取り組んでいます。演技力と柔軟な対応力を活かしながら、時代や環境に応じた活動を続けており、現在の立ち位置はその積み重ねによって築かれています。

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吉岡里帆 現在の出演作と役柄一覧

2025年秋放送「ひらやすみ」での役どころ

吉岡里帆は、2025年秋にNHKで放送される夜ドラ「ひらやすみ」に出演し、不動産会社に勤める立花よもぎ役を演じています。物語の舞台は東京・阿佐ヶ谷。主人公のヒロトは、定職も恋人もなく、将来への不安も感じない自由人として描かれています。そんなヒロトが、近所のおばあちゃんから譲り受けた平屋で、山形から上京してきた18歳のいとこ・なつみと暮らし始めるところから物語が展開します。

吉岡里帆が演じるよもぎは、仕事熱心で責任感の強い女性です。日々の業務に追われながらも、どこか心に余裕が持てず、現代的な悩みを抱えている人物として描かれています。ヒロトとの偶然の出会いをきっかけに、彼の穏やかな生活スタイルに触れ、自身の生き方を見つめ直していく過程が描かれます。

この作品は、日常の中にあるささやかな感情や人とのつながりを丁寧に描いており、吉岡里帆の繊細な演技が物語の空気感を支えています。よもぎというキャラクターは、視聴者にとって身近な存在でありながら、どこか自分自身を重ねてしまうようなリアリティを持っています。

また、吉岡里帆自身が原作者・真造圭伍の作品に以前から親しみを持っていたこともあり、今回の出演には特別な思いが込められています。タイトルの「ひらやすみ」には、“平屋”と“お休み”の意味が重なっており、忙しさに追われる現代人にとって、少し立ち止まるきっかけを与えてくれるような作品となっています。

映画「九龍ジェネリックロマンス」での鯨井令子役

吉岡里帆は、2025年8月公開の映画「九龍ジェネリックロマンス」で主人公・鯨井令子を演じています。この作品は、累計発行部数150万部を超える人気漫画を原作とした実写映画で、かつて香港に存在した九龍城砦をモチーフにした幻想的な街を舞台に、記憶喪失の女性と過去を抱えた男性の関係を描いています。

鯨井令子は、九龍の不動産会社「旺来地産」で働く社員で、街の先輩・工藤発に恋心を抱きながらも、距離を縮められずにいる女性です。令子は、日々の生活の中で仲間たちと交流を深めながら、九龍という不思議な街に馴染んでいきます。しかし、ある日偶然見つけた写真に写る“もうひとりの自分”の存在が、彼女の記憶とアイデンティティを揺さぶり始めます。

この映画では、吉岡里帆が一人二役に挑戦しており、鯨井令子と、彼女と瓜二つの姿をした“鯨井B”という人物を演じ分けています。令子は可憐で繊細な印象を持つ一方、鯨井Bは妖艶で謎めいた雰囲気を漂わせる存在です。吉岡里帆は、髪を20センチ以上カットし、衣装や表情の変化を通じて、二人の人物像を明確に描き分けています。

物語は、令子の記憶の断片と工藤との過去、そして九龍の街に隠された巨大な謎が絡み合いながら進行します。登場人物たちとの関係性や、街の空気感が丁寧に描かれており、観客は令子の視点を通して、現実と幻想の境界をさまようことになります。

吉岡里帆の演技は、記憶を失った人物の不安や戸惑い、そして新たな自分を受け入れていく過程を繊細に表現しており、物語の核を支える存在となっています。幻想的な世界観の中で、感情の揺れを丁寧に描く演技は、作品全体に深みを与えています。

Netflix「イクサガミ」での出演予定

吉岡里帆は、2025年11月に世界配信されるNetflixシリーズ「イクサガミ」に出演しています。この作品は、明治時代を舞台にした壮大なアクションドラマで、武士の時代が終焉を迎える中、志士たちが命を懸けて戦う“蠱毒(こどく)”という謎の遊戯に巻き込まれていく物語です。主演は岡田准一で、彼が演じる主人公・嵯峨愁二郎の妻・志乃役を吉岡里帆が務めています。

志乃は、病に苦しむ子どもを抱えながら、夫の愁二郎を支える存在として描かれています。物語の中心となる戦いには直接関わらないものの、家族を守るために戦いに身を投じる愁二郎の動機を支える重要な人物です。吉岡里帆は、短い撮影期間の中で、母としての切実な思いや、夫への深い信頼を繊細に表現しています。

この作品では、アクションが中心となる激しい展開の中に、家族の絆や人間の弱さと強さが丁寧に描かれており、志乃の存在が物語に温かさと深みを与えています。吉岡里帆は、これまでの役柄とは異なる時代劇の世界観の中で、静かながらも強い意志を持つ女性像を演じており、演技の幅を広げる新たな挑戦となっています。

また、共演者には清原果耶、染谷将太、山田孝之、二宮和也、玉木宏、伊藤英明など、実力派俳優が多数名を連ねており、作品全体のスケール感と緊張感を高めています。志乃という役柄は、戦いの外側にいながらも、物語の核に深く関わる存在として、視聴者の記憶に残る演技となることが期待されています。

「THE オリバーな犬」映画版でのテンちゃん役

吉岡里帆は、2025年9月公開の映画「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」にテンちゃん役で出演しています。この作品は、オダギリジョーが脚本・監督・編集・出演の四役を務めた異色の刑事ドラマで、NHKで放送されたドラマ版の世界観を引き継ぎながら、さらにスケールを広げた映画版として制作されました。

テンちゃんは、漆原冴子(麻生久美子)のいとこであり、冴子の父・漆原冨章から相談を受ける立場にあります。とはいえ、テンちゃん自身はその相談よりも、ナルト型のヘアクリップに夢中というユニークな人物です。物語の本筋からは少し離れた位置にいながらも、テンちゃんの存在が作品に軽やかさと遊び心を加えています。

吉岡里帆はこの役で、奇抜なファッションと自由な発言を通じて、テンちゃんの個性を際立たせています。登場シーンでは、現実と虚構が入り混じるような独特の世界観の中で、テンちゃんの存在が視覚的にも印象に残るように描かれています。ポスタービジュアルでは、目を奪うような衣装と表情で、観客の興味を引きつける仕上がりとなっています。

映画全体は、警察犬係のハンドラー・青葉一平と、彼にだけ人間の姿に見える警察犬オリバーが、不可解な事件に挑むという奇抜な設定を軸に展開されます。テンちゃんはその中で、物語のテンポを緩やかに調整する役割を担い、観客にとっての“間”や“余白”を提供する存在となっています。

吉岡里帆の演技は、テンちゃんというキャラクターの奔放さを自然に表現しながらも、物語の世界観にしっかりと溶け込んでいます。個性的でありながらも嫌味のない存在感が、作品全体のバランスを保つ一因となっています。

ディズニープラス「ガンニバル」シーズン2での出演

吉岡里帆は、ディズニープラスで配信されたドラマ「ガンニバル」シーズン2にて、主人公・阿川大悟の妻である阿川有希役を演じています。この作品は、架空の村・供花村を舞台にしたサイコスリラーで、村に潜む異常な風習や人間関係を描いた緊迫感のある物語です。シーズン2では、物語が完結に向かって加速し、登場人物たちの心理や行動がより深く掘り下げられています。

有希は、村で起こる不可解な事件や家族の危機に直面しながらも、冷静さと強さを保ち続ける人物です。シーズン1では、村に馴染もうとする姿勢や、家族を守ろうとする母としての姿が描かれていましたが、シーズン2ではその芯の強さがさらに際立っています。特に、娘・ましろを守るために後藤家の脅威に立ち向かう場面では、母としての覚悟と愛情が強く表現されています。

吉岡里帆はこの役において、周囲が狂気に満ちていく中で“狂わない”存在として、物語のバランスを保つ役割を担っています。感情を爆発させるのではなく、静かな緊張感を保ちながら、言葉や表情で観る者に訴えかける演技が印象的です。特に、娘を抱きしめながら恐怖に立ち向かうシーンでは、身体全体で守る意志を表現し、視聴者に強い印象を残しています。

撮影は雪山など過酷な環境でも行われ、アクションシーンもグリーンバックを使わず、実際のロケーションで撮影されることが多かったため、リアリティのある緊張感が画面に反映されています。吉岡里帆は、こうした状況下でも安定した演技を見せ、物語の核心に関わる人物としての存在感を確立しています。

「ガンニバル」シーズン2は、スケール感と演出の密度が前作を上回る仕上がりとなっており、有希というキャラクターはその中で、視聴者の感情の拠り所となる重要な役割を果たしています。

NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への出演予定

吉岡里帆は、2025年放送予定のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」にて、主人公・豊臣秀長(小一郎)の正妻・慶(ちか)役を演じます。慶は、後に慈雲院と呼ばれる人物で、秀長の生涯を支え続けた女性として描かれています。物語の中では、兄・秀吉の正妻である寧々とともに、豊臣兄弟の活躍を陰で支える存在として登場します。

この作品は、豊臣秀吉の弟・秀長の視点から戦国時代を描く新しい切り口の大河ドラマであり、吉岡里帆にとっては初の大河出演となります。慶は、秀長が大和国の統治を任された際にともに大和郡山城へ入り、晩年まで寄り添った人物です。激動の時代を生き抜きながら、家族や政務を支える役割を果たす姿が、物語の中で丁寧に描かれていきます。

時代劇への出演は久々となる吉岡里帆ですが、今回の役柄では、着物の所作や武家の女性としての振る舞いなど、細やかな演技が求められます。撮影では、歴史的背景を踏まえた衣装やセットの中で、静かな強さを持つ女性像を表現することが期待されています。

慶という人物は、表立って戦いや政略に関わることは少ないものの、家庭や人間関係の中で豊臣家の安定を支える重要な役割を担っています。吉岡里帆は、そうした内面の強さや優しさを、表情や言葉の選び方を通じて丁寧に演じており、物語に深みを与える存在となっています。


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バラエティ・朗読・CMなど現在の出演領域

吉岡里帆は、ドラマや映画に加えて、バラエティ番組や朗読劇、CMなど多方面での出演を続けています。2025年には、朗読劇「ROOM2025」に出演し、声だけで物語を届ける形式に挑戦しました。この作品では、言葉の抑揚や間の取り方を駆使し、登場人物の感情や状況を繊細に表現しています。映像とは異なる表現手法で、観客の想像力を引き出す演技が印象的でした。

バラエティ番組では、トークや企画への参加を通じて、親しみやすい人柄が伝わる場面が多く見られます。俳優としての一面だけでなく、素の表情や反応が垣間見えることで、視聴者との距離が縮まる機会となっています。番組内では、共演者とのやり取りや、趣味・日常について語る場面もあり、幅広い層からの支持を集めています。

CM出演も継続的に行っており、2025年には横浜ゴム「アイスガード8」、みずほ銀行「ジャンボ宝くじ」シリーズ、アサヒビール「クリアアサヒ」、メガネトップ「眼鏡市場」、ZOZOTOWNなど、複数の企業広告に登場しています。それぞれのCMでは、商品やブランドのイメージに合わせた演技や表情を見せており、映像の中での存在感が際立っています。

特に、DIC株式会社の企業CMでは、詩の朗読を通じてブランドメッセージを伝える演出が採用されており、吉岡里帆の声の表現力が活かされています。カラフルな衣装と柔らかな語り口が印象的で、映像と音声の両面から視聴者に訴えかける構成となっています。

このように、ジャンルを問わず幅広く活動する吉岡里帆は、映像作品以外の領域でも安定した表現力を発揮しており、視聴者との接点を多く持つ存在として活躍しています。

吉岡里帆の現在に至るまでの活動要点

  • 京都で育ち芸術に親しむ環境で感性を育んだ
  • 学生時代に演劇と出会い表現力を磨いた
  • 映像作品への出演を大学在学中から開始した
  • NHK朝ドラ「あさが来た」で全国的に注目された
  • 「カルテット」などで複雑な役柄に挑戦した
  • 初主演ドラマで社会的テーマに向き合った
  • 映画「見えない目撃者」で身体表現に挑戦した
  • 「ハケンアニメ!」で業界ドラマに真摯に取り組んだ
  • CMやナレーションで声の表現力を発揮している
  • 舞台「まつとおね」で地域文化と向き合った
  • 朗読劇「ROOM2025」で声だけの演技に挑戦した
  • Netflix「イクサガミ」で時代劇に出演している
  • 映画「九龍ジェネリックロマンス」で一人二役を演じた
  • 「THE オリバーな犬」映画版で個性的な役を演じた
  • 「ガンニバル」シーズン2で緊張感ある演技を見せた
  • NHK大河「豊臣兄弟!」で歴史人物を演じる予定
  • バラエティやCMなど多方面で現在も活躍している




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