阿佐ヶ谷姉妹として親しまれる木村美穂さん。ピンクのドレスに身を包み、昭和の空気をまとったコントで笑いを届ける一方、クラシック音楽を学んだ声楽の素養や、ピアノ・ギターの演奏経験など、芸人の枠を超えた多彩な魅力を持つ人物です。
本記事では、神奈川県出身の彼女が高島屋勤務を経て劇団に入り、渡辺江里子さんとの出会いからコンビ結成、そして「THE W」優勝による全国的な注目、さらには2025年秋のNHK朝ドラ『ばけばけ』での声優出演に至るまでの道のりを丁寧に振り返ります。
天然な言動で「ポンコツ芸人」と呼ばれながらも、日常の温かさと誠実さをにじませる木村美穂さんの人物像に、今あらためて迫ります。
【この記事のポイント】
- 木村美穂の芸人になるまでの経歴と転機
- 阿佐ヶ谷姉妹としての活動と関係性
- 音楽や演技など芸人以外の分野での活躍
- SNSやテレビで話題になった発言や場面
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木村美穂のプロフィールと芸人としての経歴
生年月日や出身地など基本情報
木村美穂は1973年11月15日生まれで、神奈川県相模原市出身です。血液型はA型で、身長は156cmです。幼少期は町田市南町田で過ごしており、首都圏方言を話します。学生時代はギター部に所属していた経験があり、音楽への関心が早くから育まれていました。
最終学歴は洗足学園短期大学音楽科声楽専攻卒業で、クラシック音楽を中心に学んでいました。卒業後は東京都内の百貨店・高島屋で布団売り場に勤務していた時期があり、社会人経験を経てから芸能の道へ進んでいます。
1994年には劇団東京乾電池の研究生として演劇活動を始め、そこで渡辺江里子と出会いました。この出会いが後のコンビ結成につながり、2007年に阿佐ヶ谷姉妹として正式にデビューしています。芸人としての活動はもちろん、女優としてもテレビドラマや舞台に出演するなど、幅広い分野で活躍しています。
洗足学園短期大学での音楽専攻

木村美穂は1992年に洗足学園短期大学音楽科に入学し、声楽を専攻していました。クラシック音楽を中心としたカリキュラムの中で、発声や音楽理論、演奏技術などを体系的に学び、1994年に卒業しています。声楽専攻では、舞台での表現力や身体の使い方も重視されるため、後の芸能活動においてもその経験が活かされています。
在学中は、声楽の訓練に加えて、ギター部に所属していたこともあり、楽器演奏にも親しんでいました。音楽に対する関心は学生時代から深く、クラシックの枠にとどまらず、幅広いジャンルに触れていたようです。卒業後は一度一般企業に就職していますが、音楽や表現への情熱を捨てきれず、演劇の世界へと進むきっかけになりました。
この音楽科での学びが、後に阿佐ヶ谷姉妹として舞台に立つ際の歌唱力や発声の安定感につながっており、バラエティ番組などでもその素養が垣間見える場面があります。芸人としての活動の中でも、音楽的なバックグラウンドが個性のひとつとして生きています。
高島屋勤務から劇団研究生へ
木村美穂は短大卒業後、東京都内の百貨店・高島屋で布団売り場に勤務していました。接客業を通じて社会人としての経験を積みながらも、演劇への関心は消えることなく心の中に残っていたようです。学生時代から演劇鑑賞を好んでいたこともあり、舞台への憧れが次第に強まり、ついに劇団の門を叩く決意をしました。
22歳のときに、柄本明が主宰する劇団東京乾電池の養成所に入所し、本格的に演技の世界へ足を踏み入れました。ここでは舞台表現の基礎を学びながら、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨する日々を送っていました。この養成所で渡辺江里子と出会い、後にコンビを組むきっかけとなる関係が築かれます。
演劇の現場では、台詞の発声や身体の使い方、舞台上での立ち振る舞いなど、芸人としての活動にも通じるスキルが求められます。木村美穂はこの時期に培った表現力を、後のコントやバラエティ番組での演技に活かしています。高島屋での勤務経験と劇団での修行期間は、芸人としての土台を築くうえで欠かせない時間だったといえます。
阿佐ヶ谷姉妹結成のきっかけ

木村美穂と渡辺江里子は、1994年に劇団東京乾電池の研究所で出会いました。ともに演劇を志して入所したものの、1年間の養成期間を経て劇団員への昇格は叶わず、退団後はそれぞれ一般企業で働く生活に戻っています。それでも交流は続き、食事や会話を重ねる中で、互いの人柄や価値観に親しみを感じるようになっていきました。
2007年、東京都杉並区阿佐ヶ谷にある鰻屋「川秀」で食事をしていた際、店主から「姉妹みたいだね」と声をかけられたことがきっかけで、「阿佐ヶ谷姉妹」という名前が生まれました。その後、渡辺江里子が自身のブログに「阿佐ヶ谷姉妹にご要望ありましたら」と書き込んだところ、ライブ出演のオファーが舞い込み、同年10月22日に正式にコンビとしてデビューしています。
コンビ名は、当時ふたりが住んでいた阿佐ヶ谷の地名に由来しており、血縁関係はないものの、姉妹という設定で活動を始めました。ピンクのドレスを身にまとい、昭和の雰囲気を漂わせるスタイルで、日常の些細なやりとりを題材にしたコントや漫才を展開しています。見た目の親しみやすさと、息の合った掛け合いが特徴で、徐々にテレビや舞台での活躍の場を広げていきました。
「THE W」優勝による知名度の上昇
2018年12月、阿佐ヶ谷姉妹は女性芸人日本一を決める賞レース「THE W」で優勝を果たしました。この大会には606組がエントリーしており、決勝では一般審査員401名による投票で、阿佐ヶ谷姉妹が最多得票を獲得しています。ファーストステージでは紅しょうがとの対戦に勝利し、最終決戦では横澤夏子やニッチェらを抑えて頂点に立ちました。
この優勝によって、阿佐ヶ谷姉妹の名前は一気に全国に広まりました。それまでにもテレビ出演はありましたが、「THE W」以降はバラエティ番組や情報番組への出演が急増し、幅広い世代から注目される存在となっています。とくに、ピンクのドレス姿で繰り広げる日常的なやりとりを題材にしたコントは、親しみやすさと独自のテンポが支持され、視聴者の記憶に残る演目として定着しました。
優勝後には、冠番組の制作権を含む副賞も獲得しており、活動の幅が広がるきっかけにもなりました。芸人としての実力が認められた瞬間であり、長年の努力が報われた出来事として、本人たちにとっても大きな節目となっています。
ピアノとギターの演奏経験

木村美穂は音楽科で声楽を専攻していたこともあり、ピアノとギターの演奏経験があります。学生時代にはギター部に所属しており、クラシックギターを中心に練習を重ねていました。音楽への関心は早くから深く、演奏だけでなく歌唱にも力を入れていたことがうかがえます。
ピアノについては、幼少期からクラシックピアノとエレクトーンを習っており、ヤマハエレクトーンフェスティバルでは複数回の受賞歴があります。その後も演奏活動を続け、ゴスペルの伴奏やチャリティーコンサートでの演奏など、幅広いジャンルに対応できる技術を持っています。クラシック、ジャズ、ポップス、洋楽など、ジャンルを問わず演奏できる柔軟さが特徴です。
芸人として活動する中でも、音楽のスキルを活かす場面は多く、テレビ番組ではピアノ演奏を披露することもあります。演奏を通じて、芸人としての枠を超えた表現力を見せることができるのは、長年の音楽経験が土台になっているからです。演奏技術だけでなく、音楽を通じたコミュニケーション力も、彼女の活動の幅を広げる要素となっています。
テレビ番組での代表的な出演歴
木村美穂は阿佐ヶ谷姉妹として、バラエティ番組を中心に安定した出演を続けています。代表的な番組としては「有吉の壁」があり、芸人たちが即興でネタを披露するこの番組では、独特のテンポと空気感を活かしたコントで存在感を示しています。視聴者からは、他の芸人とは一線を画す落ち着いた笑いが好評を得ています。
「ヒルナンデス!」では、生活情報や街歩き企画などに登場し、親しみやすいキャラクターとして幅広い層に受け入れられています。番組内では、ファッション企画や料理コーナーなどにも参加しており、芸人としての枠を超えた柔軟な対応力が見られます。
ドラマ出演も複数あり、2021年にはNHKの「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」で本人役を演じ、実生活をベースにした物語が話題となりました。その他にも「孤独のグルメ Season9」や「Iターン」「神ちゅーんず〜鳴らせ!DTM女子〜」などに出演し、演技力を活かした役柄にも挑戦しています。
最近では、2025年秋のNHK朝ドラ「ばけばけ」にも出演が決定しており、声優としての参加も含めて活動の幅を広げています。バラエティ、情報番組、ドラマとジャンルを問わず出演を重ねており、安定した人気と信頼感を築いています。
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木村美穂の個性と日常生活のエピソード
ポンコツ芸人と呼ばれる理由

木村美穂は阿佐ヶ谷姉妹のボケ担当として、天然な言動や予測不能なリアクションで知られています。舞台やテレビ番組では、台詞を忘れたり、タイミングを外したりする場面が度々見られ、それが笑いにつながることも多くあります。こうした振る舞いが共演者や視聴者の間で「ポンコツ芸人」と呼ばれるきっかけとなっています。
代表的なエピソードとしては、「THE W 2018」の決勝戦で演じた誘拐犯役で、自分の名前をうっかり漏らしてしまうという設定が絶妙にハマり、笑いを誘いました。また、バラエティ番組ではお風呂の温度を測る場面で戸惑い続け、最終的に相方に助けられるという展開もあり、視聴者からは「おどおどしていて可愛い」「見ていて癒される」といった反応が寄せられています。
本人もこの「ポンコツ」という呼び名を否定することなく受け入れており、むしろ自分らしさとして活かしています。占い企画では「不器用」と診断されたこともあり、そうした性格が相方との関係性にも自然なバランスを生んでいます。完璧ではないからこそ、親しみやすく、見ている人に安心感を与える存在として定着しています。
モーニングルーティン動画の反響
木村美穂が登場する「阿佐ヶ谷姉妹のモーニングルーティン動画」は、2019年11月に日本テレビの公式YouTubeチャンネルで公開され、200万回以上の再生数を記録するほどの大きな反響を呼びました。動画では、隣同士の部屋に住む2人が朝の支度をする様子が淡々と映されており、派手さのない日常が視聴者の共感を集めています。
動画の冒頭では、木村美穂が猫のポーズのストレッチをしたり、白髪対策として黒ゴマを食べたりする場面があり、健康を気遣う素朴な生活が垣間見えます。その後、姉の渡辺江里子を壁越しに起こし、2人で朝食を作る流れへと続きます。炒め物に新生姜の漬け汁を使ったり、整骨院でもらった飴をカバンに入れていたりと、細部にまで生活感がにじむ構成になっています。
木村美穂の寝ながら歯磨きをする姿や、カバンの中身を紹介する場面では、視聴者から「実家のような安心感」「おばさん1000%」といった感想が寄せられ、SNS上でも「疲れたときに見ると元気が出る」「悩みが吹き飛ぶ」といった声が広がりました。動画全体を通して、飾らない人柄と自然体のやりとりが印象的で、芸人としての活動とはまた違った魅力が伝わる内容となっています。
ファッション誌でのモデル企画

木村美穂は、情報番組「ヒルナンデス!」の人気企画「阿佐ヶ谷姉妹、表紙を飾る。」で、複数の女性ファッション誌の表紙モデル風に登場しています。これまでに『CLASSY.』『MORE』『Seventeen』『non-no』『Oggi』『STORY』『25ans』『CanCam』など、幅広い世代向けの雑誌に挑戦しており、芸人としての枠を超えた活動が注目されています。
とくに『CLASSY.』風の撮影では、ピンクのドレス姿から一転して、デニムを基調としたスタイリッシュなコーディネートに変身し、視聴者から「別人のよう」「見事な変身」といった反響が寄せられました。ファッションモデルの松島花がプロデュースを担当し、ヘアメイクやポージングまで本格的な演出が施され、完成度の高いビジュアルが話題となりました。
『MORE』の企画では、モデルの井桁弘恵がスタイリングを担当し、リアルクローズをテーマにしたコーディネートに挑戦しています。撮影現場では、阿佐ヶ谷姉妹らしいユーモアを交えながらも、衣装選びやメイクに真剣に向き合う姿が印象的で、スタッフとのやりとりにも温かみが感じられました。
これらの企画を通じて、木村美穂の自然体な魅力と柔らかな存在感がファッション誌の読者層にも届き、芸人としての活動とは異なる角度からの評価につながっています。おしゃれに対する親しみやすい姿勢が、視聴者や読者の共感を呼び、幅広い層に支持されるきっかけとなっています。
幼少期からの存在感に関する逸話
木村美穂は東京都町田市南町田で幼少期を過ごしており、当時から周囲に強い印象を残す存在でした。ピアノやエレクトーンを習っていたこともあり、音楽に親しむ時間が多く、落ち着いた雰囲気を持つ子どもだったとされています。一方で、ユニークな感性も持ち合わせており、子どもの頃からガムを一度も吐き出さずに飲み込んでいたというエピソードが知られています。
中学時代には、担任の先生が黒板に生徒の名前を書き出す際、自分の名前だけが抜けていたという経験があり、本人はその出来事をテレビ番組で語っています。このようなエピソードからは、周囲との距離感や独特の存在感がうかがえます。高校時代も、授業を欠席しても気づかれないほど目立たなかったと語っており、控えめながらも個性のある学生生活を送っていたようです。
それでも、人前に立つことへの興味は早くから芽生えており、音楽科での学びやギター部での活動を通じて、表現することの楽しさを実感していたと考えられます。現在の芸人としての活動においても、こうした幼少期からの経験が土台となり、独自のキャラクターや空気感につながっています。
好きな男性のタイプと趣味

木村美穂が理想とする男性のタイプは、元F1レーサーの中嶋悟です。高校時代から変わらず憧れ続けている人物であり、穏やかで落ち着いた雰囲気を持つ人に惹かれる傾向があるようです。中嶋悟は1960年代から1990年代にかけて活躍した日本人レーサーで、物静かで実直な人柄が印象的な人物です。木村美穂が好む男性像には、派手さよりも誠実さや安定感が求められていることがうかがえます。
恋愛に関しては、姉妹間で「意中の男性が訪ねてきたら玄関のノブに赤い傘をかける」という合図を決めていたというエピソードもあり、日常の中にささやかな期待を込めている様子が伝わります。実際にはその合図を使う機会はまだ訪れていないとのことですが、結婚願望はあると語っており、穏やかな家庭への憧れも感じられます。
趣味については、仏像鑑賞やピアノ演奏が挙げられます。仏像鑑賞では、寺院を訪れて静かな時間を過ごすことが好きで、造形や表情に心を寄せることが多いようです。ピアノは幼少期から習っており、クラシック音楽を中心に演奏することができます。休日は自宅で読書や音楽鑑賞を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことが多く、外出よりもインドア派の傾向があります。
こうした趣味や好みからは、華やかさよりも内面の豊かさを大切にする性格が感じられ、芸人としての活動とはまた違った一面が垣間見えます。
相方との関係性と同居生活
木村美穂と渡辺江里子は、コンビとしてだけでなく生活面でも深い関係性を築いています。2007年のコンビ結成以降、東京都杉並区阿佐ヶ谷のアパートで長年同居しており、現在も隣同士の部屋に住んでいます。玄関は共通で、部屋は別々というスタイルで、プライベートと仕事のバランスを保ちながら暮らしています。
日常生活では、朝の挨拶や食事の支度などを自然に分担し、互いのペースを尊重しながら過ごしています。テレビ番組やインタビューでは、冷蔵庫の中身を共有していることや、洗濯物の干し方にこだわりがあることなど、細かな生活習慣が紹介されることもあります。こうしたエピソードからは、単なる同居人以上の信頼関係が感じられます。
仕事面では、ネタ作りや衣装選びなども一緒に行っており、意見がぶつかることもあるものの、最終的には互いの考えを尊重して調整しています。舞台やテレビで見せる息の合った掛け合いは、こうした日々の積み重ねによって生まれているものです。
また、2人の関係性は「姉妹」という設定を超えて、人生のパートナーとしての側面も持っています。結婚や恋愛に関する話題では、互いに干渉しすぎず、必要なときには支え合う姿勢が見られます。生活の中で自然に生まれるやりとりが、視聴者に安心感や親しみを与えており、コンビとしての魅力だけでなく、人としての関係性にも注目が集まっています。
SNSで話題になった発言や場面

木村美穂は、テレビ番組やSNS上での発言や振る舞いがたびたび話題になっています。とくに注目されたのが、2023年11月15日に迎えた自身の50歳の誕生日に関する投稿です。この日、相方・渡辺江里子のSNSアカウントを使って「みほです! 今日50歳になりました。50年生き延びました」とユーモアたっぷりに報告し、ファンの間で大きな反響を呼びました。
投稿には、果物とカヌレが乗ったバースデープレートの写真や、「みほさんおめでとう」と書かれた煎餅の画像が添えられており、照れくさそうにポーズをとる姿が印象的でした。江里子が出先で用意したプレートを前にしたその様子は、コンビの仲の良さを感じさせるもので、SNS上では「ほっこりした」「理想の関係性」といったコメントが多数寄せられています。
また、衣装や表情が話題になることも多く、情報番組で披露した「テレフォンTシャツ」を着た姿や、エア電話に出るしぐさなども拡散されました。こうした場面では、木村美穂の飾らない人柄と、ひょうきんな一面が際立ち、視聴者の記憶に残る印象を与えています。
SNSでは、ファンから「ストレスが浄化される」「将来こんなふうに生きたい」といった声も見られ、彼女の発言や行動が日常の癒しとして受け止められていることがわかります。芸人としての活動だけでなく、日々のちょっとした言葉や表情が人々の心に届いている点も、木村美穂の存在感を支える要素のひとつです。
NHK朝ドラ「ばけばけ」への出演と役柄
木村美穂は、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演することが決定しています。阿佐ヶ谷姉妹としての活動の中で、これまでにもドラマ出演の経験はありましたが、朝ドラへの参加は今回が初めてとなります。物語の舞台は明治時代の松江で、怪談や民話を通じて人々の心を描く作品です。
木村美穂が担当するのは、主人公・松野トキとその夫ヘブンが暮らす家の庭に住む「蛙の声」です。相方の渡辺江里子は「蛇の声」を担当しており、2人は劇中でナレーター的な役割を果たします。物語の進行に直接関わるというよりも、少し距離を置いた立場から、登場人物たちの暮らしや心情を見守る存在として描かれています。
この蛙と蛇のキャラクターは、単なる動物の声ではなく、物語全体を包み込むような語り手としての役割を担っており、ユーモアや温かさを交えながら視聴者に語りかける構成になっています。収録では、阿佐ヶ谷姉妹らしい掛け合いがそのまま活かされており、現場は笑いに包まれていたと報じられています。
木村美穂にとっては、声の演技を通じて新たな表現に挑戦する機会となり、芸人としての枠を超えた活動の広がりを感じさせる出演です。朝ドラという国民的番組での役割は、今後のキャリアにおいても大きな意味を持つものとなっています。
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木村美穂の歩みと人物像を総まとめ
- 木村美穂は1973年生まれで神奈川県出身
- 洗足学園短期大学音楽科声楽専攻を卒業
- 高島屋勤務を経て劇団東京乾電池の研究生に
- 渡辺江里子との出会いで阿佐ヶ谷姉妹を結成
- コンビ名は阿佐ヶ谷の地名に由来している
- 2018年「THE W」で優勝し全国的に注目された
- ピアノとギターの演奏経験が豊富にある
- バラエティやドラマなど多方面で活動している
- 天然な言動で「ポンコツ芸人」と呼ばれている
- モーニングルーティン動画が大きな反響を得た
- ファッション誌企画でモデルとして登場した
- 幼少期から個性的な存在として知られていた
- 穏やかで誠実な男性像に憧れを抱いている
- 渡辺江里子と隣同士の部屋で同居生活を送る
- SNSでは誕生日投稿などが話題を集めている
- NHK朝ドラ「ばけばけ」で蛙の声役を担当する
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