2025年秋、波瑠が主演を務めるTBS金曜ドラマ『フェイクマミー』が放送されています。東大卒の元エリートが“母親なりすまし”という異色の契約に挑む物語は、育児や教育、家族の在り方を問いかける内容として注目を集めています。川栄李奈とのW主演による対照的なキャラクターの掛け合いも話題となり、視聴者の関心を引きつけています。
これまでにも波瑠は、刑事ドラマや医療ミステリー、ラブコメディなど多彩なジャンルで主演を重ねてきました。2024年の『アイシー』では瞬間記憶を持つ刑事役を、同年の『グレイトギフト』では病理検査技師としての冷静な演技を披露。2023年には恋愛観を描いた『こっち向いてよ向井くん』や、家事力男子との同居生活を描いた『わたしのお嫁くん』で柔らかな表情を見せました。
さらに、2022年の『魔法のリノベ』や『愛しい嘘〜優しい闇〜』では、人生の再生や過去との向き合いをテーマにした作品で主演を務め、演技の幅を広げています。ドラマ以外にもナレーションやバラエティ番組への出演を続けており、声や言葉を通じた表現でも存在感を発揮しています。
【この記事のポイント】
- 波瑠が主演する『フェイクマミー』の役柄と物語の背景
- 川栄李奈とのW主演による関係性の描写
- 近年の出演作と演じたキャラクターの特徴
- ドラマ以外でのナレーションやバラエティでの活動
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波瑠の現在出演中のドラマと役柄紹介
2025年10月期「フェイクマミー」で主演
波瑠は2025年10月期のTBS金曜ドラマ『フェイクマミー』で主演を務めています。彼女が演じるのは、東京大学を卒業し大手企業で活躍していたものの、突然退職し転職活動に苦戦している花村薫という女性です。薫は理想を高く持ち、周囲にも同じ水準を求めてしまう不器用さを抱えながら、新たな人生の局面に立たされています。
物語は、薫がベンチャー企業「RAINBOWLAB」の面接を受けたことをきっかけに、社長の日高茉海恵と出会うところから始まります。茉海恵は高校中退の元ヤンキーで、現在は広告塔として自社を牽引するシングルマザーです。彼女は、非公表の娘・いろはの小学校受験に向けて、薫に家庭教師を依頼します。
やがて茉海恵は、受験に必要な親子面接を薫に代行してほしいと持ちかけます。この“母親なりすまし”という禁断の契約が、物語の中心に据えられています。薫は戸惑いながらも、いろはの未来のためにその提案を受け入れ、母親業のアウトソーシングという前代未聞の役割に挑むことになります。
ドラマは、社会的な立場や価値観が異なる二人の女性が、子どもを通じて関係を築いていく過程を描いています。ユーモアとスリルが交錯する展開の中で、家族とは何か、母親とは何かを問いかける内容となっています。波瑠の演技は、知性と不器用さを併せ持つ薫の複雑な内面を丁寧に表現しており、視聴者からは共感と関心が寄せられています。
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川栄李奈とのW主演が話題に

『フェイクマミー』では、波瑠と川栄李奈がW主演を務めています。波瑠が演じるのは、東大卒で大手企業を退職したばかりの花村薫。一方、川栄李奈が演じるのは、元ヤンキーで現在はベンチャー企業の社長として活躍するシングルマザーの日高茉海恵です。正反対の人生を歩んできた二人が、子どもの受験をきっかけに“母親なりすまし”という契約を結び、共に子育てに関わっていくという設定です。
波瑠と川栄李奈の共演は、2020年の『#リモラブ』以来5年ぶりとなります。今回のドラマでは、それぞれが異なる価値観を持つキャラクターを演じており、対照的な立場からぶつかり合いながらも、少しずつ理解を深めていく様子が描かれています。二人の演技は、テンポの良い掛け合いと感情の揺れを丁寧に表現しており、物語の緊張感と温かさを同時に支えています。
川栄李奈が演じる茉海恵は、娘の存在を公にしていないという背景を持ち、仕事と育児の両立に悩みながらも、強い意志で前に進む女性です。波瑠演じる薫との関係は、最初は利害の一致による契約でしたが、次第に互いの価値観に触れ合いながら、複雑な感情が交差していきます。二人の演技が生み出す空気感は、視聴者にとっても心に残るものとなっています。
このW主演は、TBS金曜ドラマ枠では初めての組み合わせであり、両者にとっても新たな挑戦となっています。それぞれが持つ演技の個性が物語に深みを与え、家族や社会との関わりを描く本作において、重要な軸となっています。
東大出身の“ニセママ”という設定
波瑠が演じる花村薫は、東京大学を卒業し、大手企業・三ツ橋商事でキャリアを積んできた女性です。順調なエリート街道を歩んでいたものの、突然退職し、転職活動に苦戦しているという状況から物語が始まります。薫は面接で退職理由を問われても「キャリアアップのため」と答えるだけで、周囲との温度差に悩んでいます。
そんな薫が出会うのが、ベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長・日高茉海恵です。茉海恵は高校中退の元ヤンキーで、現在はシングルマザーとして娘・いろはを育てながら会社を経営しています。薫はこの会社の面接を受けたことをきっかけに、茉海恵から娘の家庭教師を依頼されます。
やがて茉海恵は、いろはの小学校受験に必要な親子面接を薫に代行してほしいと提案します。薫は戸惑いながらもその依頼を受け、“ニセママ”として母親になりすます契約を結ぶことになります。育児経験がまったくない薫が、子どもと向き合いながら母親役を演じるという設定は、現実とのギャップに満ちており、さまざまな葛藤が描かれています。
薫は知識や論理では乗り越えられない場面に直面しながらも、いろはとの関係を少しずつ築いていきます。子どもとの距離感や、母親としての振る舞いに悩みながらも、薫の成長が丁寧に描かれており、視聴者にとっても心に残る展開となっています。
共演者には向井康二・中村蒼ら

『フェイクマミー』には、向井康二、中村蒼、野呂佳代をはじめとする多彩なキャストが出演しています。それぞれが物語の中で重要な役割を担い、家庭や教育の現場に潜む複雑な人間関係を丁寧に描いています。
向井康二は、川栄李奈演じる茉海恵とともにベンチャー企業「RAINBOWLAB」を立ち上げた副社長・黒木竜馬を演じています。地元の後輩として茉海恵を長年支えてきた右腕的存在で、会社の急成長を陰で支える頭脳派です。いろはの成長も幼い頃から見守ってきた人物であり、家庭と仕事の両面で物語に深く関わっていきます。
中村蒼は、名門私立・柳和学園小学校の教師・佐々木智也役で登場します。かつては児童一人ひとりに向き合う熱血教師でしたが、ある出来事をきっかけに教育への情熱が揺らぎ、現在は学校の方針に従うだけの存在となっています。真面目ながらも天然な一面を持ち、薫やいろはとの関わりの中で再び教育への向き合い方を模索していきます。
野呂佳代は、柳和学園の保護者組織「柳和会」の会長・九条玲香を演じています。規律と伝統を重んじる学園内で強い影響力を持ち、夫が文部科学大臣という背景もあり、保護者間のヒエラルキーの頂点に立つ人物です。薫や茉海恵にとっては、受験を通じて避けて通れない存在となります。
このほかにも、橋本マナミ、中田クルミ、田中みな実、津田篤宏など、個性豊かな俳優陣が脇を固めています。それぞれのキャラクターが持つ背景や価値観が物語に厚みを加え、家族や教育をめぐるテーマを多角的に描いています。
放送局はTBS金曜ドラマ枠
『フェイクマミー』は、TBSの金曜ドラマ枠で放送されています。この枠は、毎週金曜22時からの放送で、視聴者の一週間の終わりに寄り添う時間帯として定着しています。これまでにも『MIU404』『最愛』『石子と羽男』『ペンディングトレイン』など、ジャンルを問わず高い評価を受けた作品が多く生まれてきました。
金曜ドラマ枠は、社会的なテーマを扱いながらも、エンターテインメント性を損なわない構成が特徴です。人間関係の機微や感情の揺れを丁寧に描く作品が多く、視聴者の共感を呼びやすい傾向があります。『フェイクマミー』もその流れを受け継ぎ、育児や教育、家族の在り方といった身近なテーマを軸に、現代的な視点で物語が展開されています。
また、TBSの金曜ドラマ枠は、主演俳優の演技力を引き出す演出にも定評があります。波瑠と川栄李奈のW主演という組み合わせは、これまでの枠の流れに新鮮さを加えつつ、安定感のある演技で物語を支えています。視聴者にとっては、週末の夜にじっくりと物語に浸ることができる時間帯であり、放送枠そのものが作品の魅力を引き立てる要素となっています。
SNS公式アカウントも開設済み

『フェイクマミー』は、公式SNSアカウントを通じて番組の最新情報を発信しています。TikTokでは、撮影の裏側やキャストのオフショット、予告映像などが定期的に投稿されており、視聴者が作品の世界観により深く触れることができる場となっています。
アカウントでは、波瑠や川栄李奈をはじめとする出演者たちのコメント動画や、現場の雰囲気が伝わる短編クリップが公開されており、ドラマ本編とは異なる一面を楽しむことができます。特に、撮影中の自然な笑顔や、役柄とは違う素顔が見られる投稿は、ファンにとって親しみを感じられる内容となっています。
また、番組の放送開始に合わせて、ハッシュタグを使った投稿キャンペーンや、視聴者参加型の企画も展開されています。これにより、視聴者が番組に対して能動的に関わる機会が増え、作品への関心が高まる仕組みが整えられています。
SNSを活用した情報発信は、放送前の期待感を高めるだけでなく、放送後の感想共有や話題の拡散にもつながっています。公式アカウントの運営は、作品と視聴者との距離を縮める役割を果たしており、ドラマの魅力を多面的に伝える手段として機能しています。
放送開始は2025年10月予定
『フェイクマミー』は2025年10月10日(金)22時から放送がスタートしました。TBS金曜ドラマ枠での放送で、初回から注目を集める展開となっています。波瑠と川栄李奈のW主演という組み合わせに加え、育児や教育をテーマにした物語が視聴者の関心を引き、放送開始直後からSNSでも話題になっています。
初回放送では、主人公・花村薫が“ニセママ”として契約を結ぶまでの経緯が描かれ、テンポの良い展開と緊張感のある演出が印象的でした。薫と茉海恵の出会いから、娘・いろはとの関係性が少しずつ動き出す様子が丁寧に描かれており、今後の展開への期待が高まる内容となっています。
全10話の構成で、最終回は2025年12月12日(金)に予定されています。物語は、母親代行という特殊な契約を軸に、家庭や教育の現場で起こるさまざまな出来事を描いていきます。放送回を重ねるごとに、登場人物たちの背景や関係性が深まり、視聴者の関心もさらに高まっていくと見られています。
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波瑠の現在までの出演歴と活動の流れ
2024年「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」主演

波瑠は2024年に放送されたフジテレビ系火曜21時ドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』で主演を務めました。彼女が演じたのは、警視庁捜査一課第3強行犯第1係「柊班」の主任・柊氷月です。氷月は、一度見たものを写真のように記憶できる「カメラアイ」という特殊能力を持つ刑事で、過去の傷を抱えながらも数々の難事件に挑んでいく役柄です。
氷月は「氷の女王」と呼ばれるほど冷静でストイックな性格で、捜査においては容赦なく真相を追求します。妹との二人暮らしという私生活も描かれ、仕事と家庭の両面で揺れる姿が印象的でした。物語は、警察官襲撃事件や射殺事件など複雑な事件を軸に展開し、氷月自身の家族に関わる過去とも向き合っていきます。
共演者には山本耕史、森本慎太郎(SixTONES)、倉悠貴、柏木悠(超特急)などが名を連ね、個性豊かな捜査班メンバーとの関係性も見どころのひとつでした。氷月が率いる「柊班」は、能力や性格が異なる刑事たちが集まったチームで、衝突や葛藤を乗り越えながら事件解決に向かっていく姿が描かれています。
この作品は完全オリジナルの刑事ドラマであり、瞬間記憶という能力を軸にした新しい捜査スタイルが話題となりました。波瑠の演技は、感情を抑えながらも内面の揺れを繊細に表現しており、視聴者から高い評価を受けています。
「グレイトギフト」では検査技師役を好演
波瑠は2024年のテレビ朝日系木曜ドラマ『グレイトギフト』で、明鏡医科大学付属病院病理部の検査技師・久留米穂希を演じました。物語は、完全犯罪を可能にする殺人球菌「ギフト」をめぐる医療ミステリーで、病院内の権力争いや連続殺人事件が絡み合う緊迫した展開が続きます。
久留米穂希は、冷静沈着で合理的な思考を持つ人物として描かれており、周囲からは変わり者と見られることもあるキャラクターです。波瑠はこの役柄において、感情を抑えた理知的な振る舞いと、事件に対する鋭い洞察力を併せ持つ姿を丁寧に表現しています。主人公・藤巻達臣(反町隆史)とは、院内で唯一心を開ける存在として信頼関係を築いており、事件解決に向けて共闘する関係性が物語の軸のひとつとなっています。
久留米は、院内で起きた不審死に疑問を抱き、藤巻が密かに発見した「ギフト」の存在を知ったことで、真相解明に向けて動き出します。合理的すぎる性格ゆえに周囲とのズレも生じますが、その独自の視点が事件の核心に迫る手がかりとなっていきます。波瑠の演技は、緊張感のある場面でも安定感があり、物語全体の空気を引き締める役割を果たしています。
検査技師という立場から、医療現場のリアルな描写にも深みが加わり、視聴者にとっては医療ドラマとしての見応えも十分な作品となっています。波瑠の存在は、物語の中で静かに、しかし確実に緊張感と説得力を支える重要な柱となっています。
2023年は「こっち向いてよ向井くん」に出演
波瑠は2023年夏、日本テレビ系水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』に出演しました。この作品は、恋愛に不器用な30代男性・向井くんを主人公に、現代の恋愛観や人間関係のズレを描いたラブストーリーです。波瑠が演じたのは、向井くんの飲み友達であり、会社の同僚でもある坂井戸洸稀という女性です。
洸稀は、恋愛に対して自分なりの価値観を持ちつつも、素直になれない部分を抱えたキャラクターです。表面的には明るく振る舞いながらも、心の奥では不安や迷いを抱えており、その複雑な感情を波瑠が繊細に表現しています。向井くんとの関係は、恋人未満の曖昧な距離感が続き、視聴者にとっても共感を呼ぶ展開となりました。
物語の中では、洸稀が過去の恋愛で経験した傷や、現在の恋愛に対する葛藤が丁寧に描かれています。特に、向井くんとのやり取りの中で語られる「パフェの上の部分しか食べたくない」という恋愛観は、洸稀の心情を象徴する印象的な場面となっています。完璧に見せたい自分と、素の自分を見せることへの抵抗が交錯する中で、向井くんとの関係が少しずつ変化していきます。
波瑠の演技は、洸稀の揺れる心を自然体で表現しており、視聴者からは「自分の気持ちに素直になれない姿がリアル」「距離感の描写が丁寧」といった声が寄せられました。恋愛に悩む登場人物たちの姿を通して、誰もが一度は感じたことのある感情に触れることができる作品となっています。
「わたしのお嫁くん」で高杉真宙と共演
波瑠は2023年4月期のフジテレビ系水曜ドラマ『わたしのお嫁くん』で主演を務め、高杉真宙と初共演しました。物語は、仕事は完璧でも私生活はズボラなキャリアウーマン・速見穂香(波瑠)と、家事力抜群の後輩社員・山本知博(高杉真宙)がひょんなことから同居生活を始めるというラブコメディです。
穂香は社内で憧れの存在として見られながらも、実際には家事が苦手で、帰宅後は動画を見ながらダラダラ過ごすのが至福という一面を持っています。そんな彼女の生活に、家事を完璧にこなす山本が“お嫁くん”として入り込むことで、二人の関係が少しずつ変化していきます。
高杉真宙が演じる山本は、三人兄弟の末っ子として育ち、幼い頃から家事を担当してきた経験を持つ“家事力最強男子”です。穂香のズボラな一面を知って驚きながらも、彼女の本音に触れることで惹かれていきます。物語の中盤では、山本が穂香に告白し、両想いとなった二人が恋人としての同居生活を再開する展開が描かれました。
ドラマでは、ハグやお姫様抱っこ、キスなどの“胸キュン”シーンが随所に盛り込まれ、視聴者からは「ルールを忘れる山本くんが最高」「二人の距離感が愛おしい」といった声が寄せられました。軽快なテンポと温かみのある演技が作品全体の雰囲気を支え、ラブコメとしての魅力を際立たせています。
この作品は、男女の役割や恋愛観が多様化する現代において、家庭内のパートナーシップを柔軟に描いた点でも注目されました。波瑠と高杉真宙の掛け合いは自然で、視聴者にとっても親しみやすく、共感を呼ぶ内容となっています。
2022年「魔法のリノベ」で間宮祥太朗と共演
波瑠は2022年夏のカンテレ・フジテレビ系月曜ドラマ『魔法のリノベ』で主演を務め、間宮祥太朗と営業バディとして共演しました。物語は、住宅リノベーションを通じて依頼人の人生や心の問題に寄り添う“人生再生”ドラマで、原作は星崎真紀による漫画作品です。
波瑠が演じたのは、元大手リフォーム会社の営業エース・真行寺小梅。30歳を目前にして会社を退職し、福山家が営む「まるふく工務店」に転職します。豊富な知識と観察力を持ちながらも、少し不器用で真面目な性格の小梅は、依頼人の悩みに真摯に向き合いながら、仕事と人間関係の両面で成長していきます。
間宮祥太朗が演じるのは、小梅の営業パートナーであり、工務店の跡継ぎでもある福山玄之介。バツ2で7歳の息子を育てるシングルファザーという設定で、人の良さから営業成績はゼロという“詫びの玄”と呼ばれるキャラクターです。押しの弱さや過去の失敗を抱えながらも、小梅とのコンビで依頼人の問題に向き合っていきます。
ドラマでは、毎回異なる依頼人が登場し、家にまつわる悩みや葛藤が描かれます。古い間取りが新しく生まれ変わる様子や、家具が色づく演出など、リノベーションの過程が視覚的にも楽しめる構成となっており、家の変化が人の心の変化とリンクする展開が印象的です。
波瑠と間宮祥太朗の掛け合いは自然で、正反対の性格を持つ二人が少しずつ理解を深めていく過程が丁寧に描かれています。仕事を通じて互いに影響を与え合いながら、依頼人だけでなく自分自身の人生にも向き合っていく姿が、視聴者の共感を呼びました。
「愛しい嘘〜優しい闇〜」では主演を務めた
波瑠は2022年1月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『愛しい嘘〜優しい闇〜』で主演を務めました。原作は愛本みずほによる漫画作品で、同級生たちの再会をきっかけに次々と事件が起こるラブサスペンスです。波瑠が演じたのは、漫画家アシスタントの今井望緒。穏やかで控えめな性格ながら、再会した同級生たちの中で巻き起こる不可解な出来事に翻弄されていく主人公です。
望緒は、かつての初恋の相手・雨宮秀一と再会したことで、過去の記憶や感情が揺れ動き始めます。再会した同級生たちの間には、それぞれが抱える秘密や嘘があり、物語は次第に不穏な空気に包まれていきます。望緒自身も、過去の出来事や人間関係に向き合いながら、真実を探ろうとする姿が描かれています。
波瑠の演技は、望緒の不安や疑念、そして信じたい気持ちとの葛藤を丁寧に表現しており、視聴者にとって感情移入しやすい存在となっていました。物語が進むにつれて、望緒の周囲で起こる事件は次第に深刻さを増し、登場人物たちの関係性も複雑に絡み合っていきます。
共演には林遣都、溝端淳平、本仮屋ユイカ、新川優愛、黒川智花らが名を連ね、同級生たちのそれぞれの過去と現在が交錯する構成となっています。望緒が抱える孤独や恐怖、そして人を信じることへの迷いが、物語の緊張感を支える軸となっており、波瑠の繊細な演技がその空気をしっかりと支えていました。
バラエティやナレーション出演も継続中
波瑠はドラマ出演に加えて、バラエティ番組やナレーションなどでも安定した活動を続けています。2025年3月には、フジテレビ系の土曜プレミアム『THE CONTE』でナレーションを担当し、コント番組というジャンルに新たな表現で関わりました。この番組は、実力派の芸人たちが珠玉のネタを披露するコントの祭典で、波瑠の穏やかな語り口が番組全体の雰囲気を柔らかく包み込む役割を果たしています。
ナレーションでは、テンポの速いコント映像に合わせて声のリズムを調整しながら、視聴者の感情を自然に導く工夫が見られました。これまでにもドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』などでナレーションを担当してきた経験があり、落ち着いた声のトーンと的確な間の取り方が、番組の世界観を支える要素となっています。
バラエティ番組への出演も継続しており、トーク番組や特番などでは、ドラマとは異なる自然体の姿を見せています。共演者とのやり取りでは、控えめながらも芯のあるコメントが印象的で、番組の空気を和らげる存在として親しまれています。演技とは異なる場面でも、波瑠の人柄が画面越しに伝わることで、視聴者との距離感が近づいていると感じられる場面が多く見られます。
こうした活動は、俳優としての表現力だけでなく、声や言葉の力を活かした幅広い分野での活躍を示しており、今後も多様な番組での出演が期待されています。
波瑠の現在に触れる出演歴と活動総括
- 現在放送中の「フェイクマミー」で主演を務めている
- 東大卒の“ニセママ”役で育児に挑む設定が話題
- 川栄李奈とのW主演で関係性の変化を描いている
- 向井康二や中村蒼らとの共演で物語に厚みがある
- TBS金曜ドラマ枠で放送されている作品である
- 公式SNSアカウントで撮影風景などを発信している
- 放送は2025年10月からスタートし全10話構成
- 2024年「アイシー」で瞬間記憶を持つ刑事役を演じた
- 「グレイトギフト」では病院内の事件に挑む技師役
- 2023年「こっち向いてよ向井くん」で恋愛観を表現
- 「わたしのお嫁くん」で高杉真宙と同居生活を描いた
- 2022年「魔法のリノベ」で人生再生をテーマに演じた
- 「愛しい嘘〜優しい闇〜」で再会から始まる事件に挑戦
- バラエティやナレーションでも活動を継続している
- 波瑠の現在はドラマと多分野での出演が並行している
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