最近、SNSを中心にじわじわと広がっている“レトロデジカメ”ブーム。 中でも「Kodak デジカメ C1」は、その軽さとフィルム風の写りで一躍人気となり、すでに手に入れて楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。
でも、ふとこんな疑問が浮かんできませんか?
「C1みたいに、レトロな写りを楽しめるカメラって他にもあるの?」 「もう少し違う雰囲気の1台も使ってみたいな…」
この記事では、そんな気持ちに応えるべく、 “C1とあわせて検討したいレトロデジカメ”を3台厳選してご紹介します。 それぞれ違った方向の“エモさ”や“楽しみ方”があるので、きっとあなたの「次の相棒」が見つかるはずです。
📸 レトロな写りが楽しめるおすすめデジカメ3選
Kodak PIXPRO FZ55|C1よりちょっと高性能。気軽さそのままに“もう少し写せる”1台
「C1っていいな」と思った方にこそチェックしてほしいのが、Kodak PIXPRO FZ55(エフゼット55)です。
- C1同様、ポケットに入るサイズ感と軽さで、サッと取り出してパシャッと撮れる
- ズーム機能あり・画素数も上位モデルで、遠くの被写体もそこそこキレイに撮れる
- 内蔵フィルターも健在。フィルム風の色合いで、気軽な“エモ写”が撮れる
- 操作はC1並みにシンプルだけど、液晶がちょっと大きめで確認しやすいのもうれしい
📌 全体としては、「C1と同じ気軽さで、ちょっとだけ写りにこだわれる」という印象です。 C1の撮れ方が好きだった方には、FZ55はすんなり馴染むと思います😊
instax mini Evo|撮るだけじゃない、“残す楽しさ”がある1台
「レトロな写りを楽しみたい」だけじゃなく、 “その場でプリントして、手元に残したい”――そんな人にぴったりなのが、富士フイルムのinstax mini Evo(インスタックス ミニ エヴォ)です。
- 見た目はまるでクラシックなフィルムカメラ。レトロ感満点のデザインがまず魅力
- 10種類のレンズエフェクト × 10種類のフィルムエフェクトで、なんと100通りの表現が可能
- 撮った写真は、その場でチェキプリントできる → 思い出を“形”に残せる
- プリントした画像はスマホにも保存可能 → SNSシェアやデジタル管理もOK
- プリントレバーを引く操作感が、まるでフィルムカメラの巻き上げのようで楽しい!
📌 C1やFZ55が「撮って楽しむ」カメラだとすれば、instax mini Evoは「撮って、残して、贈る」まで楽しめるカメラ。 友達との旅行やイベント、ちょっとした日常の記録も、“その場で渡せる”という体験が特別な思い出になります。
Nikon Z fc|“撮ること”そのものを楽しむ、本格派レトロミラーレス
「レトロな写り」だけでなく、“レトロな操作感”まで楽しみたい――そんな人におすすめなのが、Nikon Z fc(ゼット エフシー)です。
- 1980年代の名機「FM2」にインスパイアされた、クラシカルで精緻なデザイン
- シャッタースピードやISO感度を物理ダイヤルで操作できる → “撮る行為”そのものが楽しい
- APS-Cサイズの高画質センサー搭載で、くっきり・鮮やかな描写が可能
- バリアングルモニター&電子ファインダーで、構図の自由度も高い
- レンズ交換式なので、表現の幅が無限に広がる → 単焦点でボケ感を楽しんだり、広角で旅スナップも◎
- カスタマイズ可能なプレミアムエクステリア(張り替えサービス)で、見た目も“自分らしく”できる
📌 C1やFZ55が「気軽に撮る楽しさ」なら、Z fcは「じっくり向き合って撮る楽しさ」。 “写真を趣味として深めたい”人にとって、まさに“沼の入り口”とも言える1台です。
🔍 写りや雰囲気の違いを比較表で整理
比較項目 | Kodak FZ55 | instax mini Evo | Nikon Z fc |
---|---|---|---|
📸 写りの雰囲気 | ソフトでレトロ調。C1に近い味わい | フィルターで多彩な表現+プリント可 | シャープで高解像度。レンズ次第で表現自在 |
🎛 操作感 | シンプルで直感的。初心者向き | アナログ×デジタルの操作が楽しい | 物理ダイヤルで“撮る楽しさ”を味わえる |
🧳 サイズ感 | 軽量&コンパクト。持ち歩きやすい | チェキよりスリム。バッグにすっと入る | 一眼風でやや大きめ。構えたときの満足感あり |
🎨 表現の幅 | 内蔵フィルターで遊べるが限定的 | 100通りのエフェクト+プリント体験 | レンズ交換・設定次第で無限に広がる |
💡 向いている人 | C1の写りが好きで、もう少し機能が欲しい人 | 撮った写真を“手元に残したい”人 | “撮ること”を趣味として楽しみたい人 |
レトロな写りを楽しめるデジカメといっても、Kodak FZ55・instax mini Evo・Nikon Z fcは、それぞれまったく異なる個性を持っています。
まず「写りの雰囲気」について。FZ55は、C1に近いやわらかな色味と少し眠たい描写が特徴で、平成レトロの空気感を気軽に楽しめる1台です。mini Evoは、フィルターの組み合わせで100通りの表現ができるうえ、その場でプリントまでできるのが魅力。いわば“遊べる+残せる”レトロ体験が詰まっています。そしてZ fcは、キリッとした描写とボケ感のコントロールが効く本格派。撮った写真を“作品”として仕上げたい人にぴったりの写りです。
つづいて「操作感」。FZ55は誰でも迷わず使えるシンプル設計で、カメラ初心者でも安心。mini Evoは、アナログ感のあるダイヤル操作がクセになり、撮る行為自体が楽しいという感覚が味わえます。Z fcは、昔ながらの物理ダイヤルでの設定操作が醍醐味。シャッタースピードやISOを“手で調整する楽しさ”を存分に味わえるのがポイントです。
「サイズ感」で選ぶなら、FZ55とmini Evoはどちらも持ち運びやすい軽量サイズ。日常の中に自然に溶け込むサイズ感で、“出かけたついでに撮る”がしやすいタイプです。一方、Z fcは一眼レフに近いサイズですが、その分しっかり構える楽しさや所有欲を満たしてくれます。
「表現の幅」にも違いがあります。FZ55は、フィルターを選ぶだけで気軽にレトロ風の写真が撮れるカメラ。mini Evoは、100通りのエフェクトを自分で組み合わせて遊べるうえ、プリントという独自の楽しさもプラス。Z fcは、レンズ交換やマニュアル設定が可能で、自分の好みに合わせて細かく世界観を作り込むことができます。
こうして見ていくと、それぞれのカメラに「この人にこそ使ってほしい」という顔が見えてきます。C1の写りが好きで「もうちょっとだけ写りを良くしたいな」という人にはFZ55。プリントして手元に写真を残したい人や、贈り物にしたい人にはmini Evo。そして、「写真をもっと深く趣味にしたい」と感じている方にはZ fc。どの1台も、“自分らしいレトロ”と出会わせてくれるカメラです。
📝 まとめ|“どんな風にレトロを楽しみたいか”で選ぼう
C1のようなレトロデジカメが気になったとき、 同じような世界観を持つカメラをいくつか知っておくと、より自分の感性に合った1台に出会いやすくなります。
今回ご紹介した3台には、それぞれに“異なるレトロの味わい方”がありました。
- FZ55は、C1の写りが好きな人が「もう少し写りにこだわりたい」ときにぴったり。
- mini Evoは、「撮った写真を手元に残す体験」を楽しみたい人にうれしい1台。
- Z fcは、「カメラとの付き合いそのものを楽しみたい」という人の沼入り口。
どのカメラを選んでも正解。 大切なのは、“自分がどんなふうに写真と過ごしたいか”を考えてみること。
もしまだC1で迷っている方がいたら、こちらの実機レビューもあわせてどうぞ👇
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